買い物には欠かせない「財布」。マジックテープのものから、ブランドものまで様々な種類の財布がありますが…。
今、若者を中心に100円ショップで買える透明なポーチなどを財布代わりに使う、“「100均」財布界隈”という言葉が生まれているといいます。
20代女性:
普通にかわいくて、結構中身が見えるので、すごく使いやすいなって思っています。
20代大学生:
(ちょっとした買い物は)プラスチックの100均とかで売っている財布を使ってます。コンビニとか小銭、お札よりも小銭使う買い物とかは、そっちで使うこと多いです。
そんなムーブメントは、若者だけではなく親世代にも…。
40代女性会社員:
最近なんか長財布じゃなくてもいいかなって思うようになって、電子マネーとかの使用率の方が高いんで、小さい財布に変えようかなって今考えています。
50代女性:
ほぼキャッシュレス、現金持ち歩かないです。
キャッシュレス化が進み、中には現金を持ち歩かないという人もいる中で、変わる財布の在り方。“令和の財布事情“に迫ります!
4人に1人がキャッシュレス?移り変わる“お財布事情”
100円均一ショップで購入できるクリアポーチなどを財布代わりに使う理由として、「自分ごのみのデザインや色、キャラクターを選べる」「小さくて幅を取らない」などの理由があるといいます。
『めざまし8』のコメンテーター、唐木明子さんもその一人。
唐木明子:
私、その(クリアポーチ)パターンです。買ってすらいなくて、飛行機に乗ったときにもらえるポーチとかを代用して。すごい恥ずかしいです。
さらに、43歳の倉田大誠アナウンサーも、実は“100均財布派”でした。
倉田大誠アナウンサー:
僕も若者世代でもなんでもないんですが、数年くらい前からこの100均のポーチを使っています。この中にすべて入っています、カード類とか…家のカギもなんならここに入れています。
“若者代表”の岸本理沙アナウンサーは、そもそも「財布を持たない」といいます。
岸本理沙アナウンサー:
私、実は全く財布を持たなくて。ゼロ。全部スマートフォンで、社員証のところにちょっと100円だけ入れるとか。
――現金だけのお店は?
そのときはもう諦めます、その商品は!(スマホの)バッテリーが切れたら帰ります。
メットライフ生命が行った「全国47都道府県大調査2024」では、20代~70代までの男女1万4079人で「普段は財布を持たない」と回答したのは24.9%、実に約4人1人がスマホなどでキャッシュレス決済を行っているというのです。
最も多かったのは、20代の男性で39.1%。60代~70代の男性も21.9%が「財布を持ち歩かない」と回答しました。
カズレーザー「高い財布を持っているという価値」
財布のトレンドの変化について、「SHIBUYA109 lab.」コンサルタントの田辺牧子さんは、「ブランド品の長財布などは今でも人気があるが、令和の今は、“財布がミニサイズ化”している」といいます。
その理由について、「小さいカバンの流行やキャッシュレス化によって財布を出すタイミングが少なくなっていて、財布にお金をかけなくてもいいと思う層が出てきた」ということです。
MC谷原章介:
キャッシュレス化が進むにつれて、お財布の意味合い、かさばるモノである意味合いはどんどん薄れているんですけど、まだ抜け出せない僕はどうすれば…。
倉田アナ:
中に入っているお金は大切ですから、それを大事に扱おうと思えば、しまっておくお財布に、愛着の持てる、少し高いものやなじみのあるものを持つというのも、とても大事なことだなとは。
MC谷原章介:
お金の実態がなくなっていけばいくほど、どんどんお財布もなくなっていくとは思うんですけど…。
カズレーザー氏:
でも、みんなが財布を使わない、お金を財布にかけないとなればなるほど、高い財布を持っているという価値はあがるんじゃないですか?そこにお金を使う余裕があるという。
時計とかと一緒で、本来の機能じゃないところの価値が上がるから、高くたって別にいいことだと思います。
(『めざまし8』 2025年3月14日放送より)