ドライブレコーダー映像検証で避難行動の詳細が判明
未曽有の災害を決して忘れず教訓とするため、14年にわたり放送してきたシリーズ『わ・す・れ・な・い』。
昨年に続き、今年も能登半島地震の避難行動を映像と証言から検証。今回注目したのは、石川県・珠洲市宝立町で撮影されたドライブレコーダーの映像。
そこに映っている人々の証言を多数集めることで、避難行動の一部始終が明らかに。強烈な揺れによって倒壊した建物に逃げ道をふさがれた男性は、どうやって避難したのか。
津波が迫るなか、住民同士の助け合いで救われた命。一方で、なすすべもなく救えなかった命…。地域として災害にどう向き合うのか、数々の課題が浮き彫りになります。
福島の津波「貴重な映像」の撮影者
東日本大震災から14年たった今も、原発事故による帰還困難区域が残る福島県。これまで津波の被害はあまり多く取り上げてきませんでした。
今回、震災当時、楢葉町に住んでいた男性が撮影した貴重な映像から10メートルを超える高さの津波の猛威が明らかに。
この津波で姉を亡くした男性は、原発事故からの避難を続けながら自身の体験や町の様子を記録。撮影した写真は、1万枚以上にのぼります。
今もなお、姉の命日に合わせ、津波を撮影した高台から変わりゆく町の記録を続ける理由とは…。
朗読「東北モノローグ」・・・民放NHK6局防災プロジェクト「語り手企画」
今回、福島の取材に向かったのは、高崎春フジテレビアナウンサー。
震災から14年、取材現場も世代交代が進むなか、震災当時、小学3年生だった高崎アナは、取材を前にある不安を抱えていました。「被災地に足を踏み入れても、実感がわかないのでは」と。
そんななか、出会ったのが「語り部」活動を続ける同世代の女性。若い世代や、震災を体験していない人々にも「被災地に来て、見たことや聞いたことをぜひ話してほしい」と語る女性の思いとは…。
今回、フジテレビでは、民放NHK6局防災プロジェクトの一環として、『東北モノローグ』(いとうせいこう著/河出書房新社)をアナウンサーが朗読し、音声コンテンツとしてネット上で展開。
『東北モノローグ』は、著者のいとうさんが 東北を訪ね歩いて記録した、さまざまな声を“聞き書き”としてまとめたもの。
この本の中から4章を、奥寺健、斉藤舞子、宮司愛海、高崎春の4人のフジテレビアナウンサーが朗読します。
葛藤を感じながら語り部として活動することを決めた高校生や、新聞記者を辞めて復興の仕事に携わる決断をしたボランティアなど、それぞれの思い…実際に震災を経験した「語り部」が減っていくなか、「語り手」として東日本大震災を将来に伝え継ぐ新たな試みとなります。