トップページへ

“好き”でつながる

ランキング
くらし
ニュース解説
め8のど年齢 (1)

【注意】「のど年齢」老化で命が危険に…若返り方法とは?“飲み込む力”を鍛えるトレーニング方法を専門家が解説!

この記事をシェア

最近、いびきをかくようになった、あごの下に“たるみ”を感じるようになった、食事中にむせるようになったなど、“のどの違和感”に悩まされたりしていませんか?

め8のど年齢 (7)

こんな症状がある人は、もしかしたら、のどが“老化”しているかもしれません。

め8のど年齢 (9)

さらに、「のど年齢」が悪化して飲み込む力が落ちてしまうと、細菌を含んだ唾液などが気管支や肺に入ることで生じる「誤嚥性肺炎」になる危険性が潜んでいるといいます。

め8のど年齢 (10)

重大な病気につながりかねない「のど年齢」のチェック方法と、のどを“若返らせる”トレーニングを専門家に詳しく聞きました。

あなたののどは大丈夫?“のど年齢チェック”

気になる「のど年齢」、池袋大谷クリニックの大谷義夫院長によると、以下の方法で調べることができるといいます。

め8のど年齢 (2)

1. 水をひと口飲んで口の中を湿らせる

2.人さし指をのど仏に添えた状態で30秒間、何回唾液を飲み込むことができるか数える

め8のど年齢 (12)

10回以上飲み込めたら20代、9回(30代)、8回(40代)、7回(50代)、6回(60代)、5回(70代)と少なくなるほど年齢が上がり、4回以下は80代以上になります。

5回以下(70代)は、誤嚥性肺炎のリスクが高く、のど年齢が高いほど唾液の分泌量が少ない可能性があるため、免疫力低下のリスクも。

め8のど年齢 (13)

さらに、耳鼻咽喉科専門医で嚥下(えんげ)トレーニング協会代表理事の浦長瀬昌宏医師によると、健康に及ぼす影響はそれだけではないといいます。

め8のど年齢 (11)

耳鼻咽喉科専門医 浦長瀬昌宏医師

浦長瀬昌宏医師:
誤嚥性肺炎に加えて、食べることができにくくなってくるので、栄養不足になって認知症であるとか、フレイル(健康な状態と要介護状態の中間の段階)状態になってしまう。あとは、窒息ですよね。餅を詰まらせたり、そういった問題が起こる可能性があります。
歩くのも走るのも(年を取ると)なかなか難しくなるのと同じように、のども体を働かせてやる動作なので、それが徐々に衰えていってしまうんですね。

日常生活の中の変化からも、「のどの老化」チェックを行うことができます。

め8のど年齢 (3)

・食事中にむせる
・せきが増えた
・たんがのどにたまっているよう
・いびきをかくようになった
・下あごが前に出るようになった
・はっきりした発音ができない
・高い声が出しにくい
・声が出し続けにくい
・あごの下にたるみを感じる
・のどがつまった感じがする

この10個の症状のうち、該当するものが4個以上で誤嚥性肺炎のリスクが「少し高い」、7個以上で「かなり高い」と言えます。

め8のど年齢 (4)

誤嚥性肺炎の予防には、ワクチンで免疫をつける、口腔ケアで肺炎を起こす細菌を寄せ付けない、のどのトレーニングで筋力を高めるなどがあります。

のみ込む力を鍛えるトレーニング

のどの老化を防ぐ上で大事なことは、「飲み込む力」を鍛えることです。

め8のど年齢 (5)

ポイントは2つあり、1つは「のど仏」を上にあげられるか。飲み込むためにはのど仏を上げることが必要です。しっかり上がらないと、食道が開かずに飲み込めなくなってしまいます。

2つめは、のど仏を上げるのに使う筋肉「ごっくん筋」に力が入れられるか。親指をあごの先端から少し奥の柔らかい部分に当て、唾液を飲み込む瞬間に固くなっているかチェックしてみてください。

そんな、「飲み込む力」を鍛えるために重要な、「のど仏」のトレーニング方法をご紹介します。

め8のど年齢 (15)

初級編:連続して水を飲む
中級編:「ごっくん」と音を立て多めの水を一口で飲む 
上級編:口の中にためた水を上を向いて「ゴクッ」と飲む

これらのうち1つを朝・昼・晩に継続的に行えば飲み込む力を鍛えることができます。

め8のど年齢 (14)

浦長瀬昌宏医師:
飲み込むというのは無意識でやっているので、どこに力を入れているということが分かっていないんですね、ほとんどの人が。ちょっと身構えて多めの水とかを飲むと、舌の奥の力の入れどころが分かる。力を意識的に入れないと飲めないので、それが筋肉を鍛えることに直結します。
上を向いたほうが“ごっくん筋”に力を入れにくいんですね。顎の舌の下の筋肉に力が入ることを感じると。ちょっとむせやすいので気をつけてください。

め8のど年齢 (16)

また、のど仏を触りながら、低い声で「オー」、甲高い声で「ヒー」と声を出し、のど仏が上下していることを意識しながら交互に10回行うことでも、のどを鍛えることができます。1カ月ほど続けると顎のラインがきれいになる人も。

浦長瀬昌宏医師:
飲み込むというのは、のど仏を上下させているので、上下に動かせるようになったらグッドなんですね。なので、それをしっかりやれるように、練習していただけるとうれしいです。年を取ってからやると、やりにくくなるんですよ。ですので、今のうち、できるだけ早い段階からそういった訓練を意識してやっていただくことが大事だと思います。

(『めざまし8』 2025年2月12日放送より)

画像アイコン

この記事の画像

(全15枚)

15枚の画像を見る
15枚の画像を見る
太陽

関連記事

【写真15枚】】「のど年齢」老化で命が危険に…若返り方法とは?専門家が解説! 写真で見る

【写真15枚】】「のど年齢」老化で命が危険に…若返り方法とは?専門家が解説! 写真で見る

【注意】全身に悪影響も…注目される「口内フローラ」どう改善?糖尿病や認知症など予防に期待 口内チェックポイントを紹介

【注意】全身に悪影響も…注目される「口内フローラ」どう改善?糖尿病や認知症など予防に期待 口内チェックポイントを紹介

2025年01月29日

|

15:11

寒い冬の朝に注意!急激に血圧が上がる「モーニングサージ」で脳卒中・心筋梗塞リスク増加?専門医に聞く予防法

寒い冬の朝に注意!急激に血圧が上がる「モーニングサージ」で脳卒中・心筋梗塞リスク増加?専門医に聞く予防法

2025年02月04日

|

16:08

【注意】勝手に定期購読?消費者を惑わす「ダークパターン」とは 谷原章介「ぼくも引っかかった…」注意すべき7つの手法を徹底解説!

【注意】勝手に定期購読?消費者を惑わす「ダークパターン」とは 谷原章介「ぼくも引っかかった…」注意すべき7つの手法を徹底解説!

2025年02月05日

|

14:31

太陽
くらし
の最新記事
坂上忍も「妻と話し合った」今や男性の理解も必須の「女性の生理」月経のしくみやつらい時の対処法、低用量ピルの有効性を専門家が解説

坂上忍も「妻と話し合った」今や男性の理解も必須の「女性の生理」月経のしくみやつらい時の対処法、低用量ピルの有効性を専門家が解説

2025年03月15日 |

11:00


【異変】財布の代わりに“100均のポーチ” 長財布はもう古い?変わる「令和の財布」事情 岸本理沙アナ「全く財布を持たなくて全部スマホ」

【異変】財布の代わりに“100均のポーチ” 長財布はもう古い?変わる「令和の財布」事情 岸本理沙アナ「全く財布を持たなくて全部スマホ」

2025年03月14日 |

15:37


【エアコン掃除術3選】今からできる冷房のニオイ対策! 道具を使わず簡単に内部をキレイにする方法などプロが徹底解説

【エアコン掃除術3選】今からできる冷房のニオイ対策! 道具を使わず簡単に内部をキレイにする方法などプロが徹底解説

2025年03月14日 |

06:30


災害時に大切なペットをどう守る ペットの支援物資は届かない!? 普段からやっておくべき訓練や準備は?

災害時に大切なペットをどう守る ペットの支援物資は届かない!? 普段からやっておくべき訓練や準備は?

2025年03月11日 |

17:00


【高騰】引っ越し費用高騰に救世主 「不用品買い取り」サービスが人気!“収支がプラス”のお引っ越し?意外な“お宝”も…

【高騰】引っ越し費用高騰に救世主 「不用品買い取り」サービスが人気!“収支がプラス”のお引っ越し?意外な“お宝”も…

2025年03月11日 |

14:24


【急増】過去10年で最多「感染性胃腸炎」が大流行 家族全員が感染ケースも…スマホ使用に要注意

【急増】過去10年で最多「感染性胃腸炎」が大流行 家族全員が感染ケースも…スマホ使用に要注意

2025年03月10日 |

13:54


太陽

#めざまし8の最新記事