赤と白のボーダーがトレードマークだった漫画家の楳図かずおさん。
2024年10月28日、亡くなっていたことが分かりました。88歳でした。
精巧かつ不気味なタッチで人間の心に潜む闇や歪みを描き出し、数々のヒット作を生み出した楳図さんといえば…中指と小指だけを曲げるこのポーズ。
代表作のひとつ、「まことちゃん」の決めポーズは社会現象にもなりました。
「まことちゃんハウス」も話題に“赤白ボーダー”への思い
また、話題となったのが、赤と白のボーダー柄の「まことちゃんハウス」。
玄関で出迎えたのは、光るヘビの目。
さらに、金色に輝くトイレに…2つに分かれた階段まで。
そして、リビングや寝室は、やはり赤と白に統一されていました。
実は、このトレードマークにはルーツがありました。
楳図かずおさん(2011年):
小学4年生のころから漫画読んでたら、海賊が出てきてて、みんな赤白のしましま着ている。洋服といったら、その頃から赤と白のしましまって。漫画の影響めちゃめちゃあります。
そんな楳図さん、自身の作品については…。
一般財団法人UMEZZのコメント:
生前、楳図は自分の作品が世界中の人々に届いて欲しい、永遠に読み継がれて欲しいと
願っていました。
晩年になってもその制作意欲は衰えず、2022年からは27年ぶりの新作などを展示する美術展も開催。10月には、最新作となる「連作絵画」を制作中であることを公表したばかり。
まさに“生涯漫画家”として歩んだ人生でした。
楳図かずおさん(2022年):
単純に絵とか漫画とかそういうものじゃなくて、もっとそこから飛び抜けた一段上に行ってますよ、みたいなところを見せたかった。
グワシ!
(『めざまし8』 2024年11月6日放送より)