空手競技の日本代表として、東京オリンピック組手女子61㎏級に出場した植草歩さん(32)が、2024年9月24日、現役引退を発表しました。
そのルックスから“空手界のきゃりーぱみゅぱみゅ”とも呼ばれています。
植草歩さん：
だいぶ自分の中でも心がおなかいっぱいになったのでと思ったので、やめることを決意しました。
世界ランク1位に輝いたこともある植草歩さん。
9月30日、めざまし8取材班は引退後について話を聞きました。
植草歩さん：
「いやー私なんて」みたいな、そういう心があったんですけど…、みんな「まさかそこに行くのか」って感じ。
第2の人生として選んだ驚きの道が…。
植草歩さん：
空手の先生とあとモデルをやっています。
空手部の監督を務めながら、ファッション界に進出！
その所属先というのが…
植草歩さん：
あのプラスサイズのモデルなんですけど。いわゆるぽっちゃりモデル。
「ぽっちゃり女子向けファッション誌」の専属モデルに決まったんです。
そんな植草さん、モデルとして、空手の経験が生きているポイントがあるといいます。
植草歩さん：
空手していてよかったなと思うのは、やっぱりこう姿勢がいいんで、そこは褒めてもらったりとか。
相手とまっすぐに向き合う競技である空手。
インタビュー中も…植草さんは、美しい姿勢をキープしています！
植草さんをモデルに採用した理由について、雑誌の編集長に聞きました。
ラ・ファーファ 安藤うぃ編集長：
新しいぽっちゃりさんの可能性っていうのを見せることで、全国のぽっちゃりの女性に勇気を持ってもらえるんじゃないかなと。
オリンピアンから“ぽっちゃりモデル”へ転身への決意
なぜ、現役引退後、モデルという道を選んだのでしょうか？
――モデルになったきっかけは？オファーがあった？
植草歩さん：
自分からオファーしました。
私なんてっていう気持ちもあったんですけどでも、今しかないし、挑戦してみようと思って。
ラ・ファーファ 安藤うぃ編集長：
著名人というか世界選手権出られていたりとかする方が自ら応募というのは、前代未聞かなと思います。
植草歩さん：
やっぱり空手でここまで強くなれたり有名になれたりしたので、やっぱり空手で恩返しをしたい。
オリンピックが終わって空手をテレビで見ることがまた減ってしまったので。また、多くの人に知ってもらえるきっかけになりたいなみたいな。
オリンピアンが自ら応募して勝ち取ったモデルへの道。そこには、植草さんの強い思いがありました。
（『めざまし８』 2024年10月1日放送より）
