12月8日(日)の『ボクらの時代』は、尾崎世界観さん、あのさん、やす子さんが登場しました。

あのさんとやす子さんは、バラエティ番組での共演が多く、お互い忙しくしているため「体調大丈夫ですか」といたわり合う仲。タレント、俳優だけでなく歌手としても活動するあのさんは、尾崎さんが提供した曲で作詞を担当。やす子さんは、尾崎さんとは初対面ですが、高校生のころに尾崎さんがボーカルのクリープハイプの楽曲に出合い、ライブも見に行っていたといいます。

楽曲やネタを生み出すことの苦しさや楽しさについて語るなか、やす子さんが「正解がない世界だから楽しいです」と語ったことから、3人は学生時代を振り返りました。

尾崎:子どものころから、正解のあるものが本当にできなくて。

尾崎世界観

やす子:ほう。

尾崎:学校の勉強もできないし、おもちゃを買ってもらっても、組み立て方がわからない。説明書を読むのも難しくて。こういうこと言うと、またかっこつけてると思われるかもしれないけど、音楽に興味を持って曲を作ってみたときに「これはたぶん、できていないんだけど、でも、これを音楽じゃないとは言いきれないな」と思って。

あの:うん。

尾崎:音楽って、やっぱり変な音楽もいっぱいあるから。「できてないとも言いきれない」というときに、初めて「正解がない」というものに救われたんですよね。

やす子「社会に出たら誰も自分のこと見ていない」

あのさんも、子どものころはみんなと同じことができなかったと振り返ります。

あの:お遊戯会とかも出られなくて。お母さんに抱っこされて、ずっとうしろを向いてて…とか、授業も出られないみたいな感じでした。

あの

「恥ずかしいのもあったし、先生や友だちが言ってることが、何も理解できなかった」と打ち明けると、やす子さんも「(自分は)ずーっと浮いてるなという感覚はありました」と語りました。

やす子:うまくできないし。ドジっ子、いじられキャラかなってみんなが思っていたら、本当にできない人だと思われて、みんながどんどん離れていったという感覚に近いですかね。でも、大人になったら楽になりました。何にも気にしなくていいんだって。学校っていう社会でしか生きてなかったから、「つらい」「ここで失敗してたら終わりだ」って思っていたんですけど、社会に出たら「誰も自分のこと見てないや」って思いましたね。

やす子