自宅に戻った雨は、日下に、触覚は幸せを確かめるためにあると分かった、と言うと、深夜0時、次に失う感覚が表示されるときは太陽と2人だけにしてほしいと頼む。

太陽と2人だけになった雨は、ソファに寄り添い、庭に降る雨を見ていた。

そして深夜0時。時計に表示されたのは「目」のマーク。タイムリミットは3月24日──桜まつりの日だった。

雨は、大事なものをたくさん奪ってごめん、と謝る太陽に、手作りのミサンガを結んであげる。そして、一つだけもらってもいいかと尋ねると、「あなたの花火を、私に見せて」と頼んだ。

「負けるな太陽。自分に負けるな」。雨からそう励まされた太陽は、今度こそ叶えると約束し…。

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