あくる朝、触覚を失ってしまった雨は、足の裏の感覚がないために誤って階段から転落してしまう。頭から血を流す雨を見た太陽は、彼女を病院に運んだ。

幸い、大きなケガではなかったが、診察をした医師は、触覚がなくなった原因が分からないという理由で、入院を勧める。

太陽は雨に、病気でないのなら何があったのか、どんなことでも受け止めるから教えてほしいと懇願。雨は、太陽をベッドの隣に呼ぶと、「私、“奇跡”を背負ったの」と言って日下と千秋を呼び出した。

事故に遭ったあの夜の話を聞いても信じることができない太陽。だが、日下と千秋に触れることができず、日下の目を通して事故があった日の映像を見せられた太陽は、雨の夢を奪い、つらい思いをさせていたことに激しいショックを受け、自分を責めた。

病院の屋上にあがった太陽は、衝動的に手すりを乗り越えて飛び降りようとする。日下は、そんなことをしても五感は取り戻せない、と言って止め、“奇跡”が続いている間に死んだり、誰かに話したりすると雨も死んでしまう、と告げる。

するとそこに、杖をつきながら雨がやってくる。雨は、太陽の背中に頭を預け、後悔なんかしていないから泣かないでほしい、と言う。自分には救う価値なんてないと涙を流す太陽に、雨はかつて彼が自分にかけてくれた言葉を返した。「太陽は、この世界に必要だよ」と。