花火大会の会場では、太陽たち朝野煙火工業の面々が打ち上げの準備を進めていた。

離れた場所でその様子を見つめていた千秋(松本若菜)は、美術館で愛する人の未来を見て「自分の人生は今日この瞬間のためにあったのかもしれない」と言っていた日下(斎藤工)の言葉を借り、太陽の作った花火を見届けることができたらもう思い残すことはない、と日下に伝える。

雨は、霞美と別れて司とともに花火大会の会場へと向かう。だが会場では、次第に分厚い雲が広がり、強い風が吹き始めていた。その際、テントを固定しようとした太陽は、崩れてきた打ち上げ筒の下敷きになってしまう。

渋滞に巻き込まれた司と雨は、脇道に入って桜まつりの会場に向かおうとしていた。雨は、会場の状況を聞こうと太陽に電話。しかし、太陽は出ない。降り出した雨は次第に激しくなっていた。

午後6時過ぎ、病院のベッドで目を覚ました太陽は、慌てて会場に戻ろうとする。そんな太陽を付き添っていた飛岡雄星(萩原護)が止めた。すると太陽は、雨の目が見えなくなってしまうことを伝え、8時までに花火を上げてほしいと陽平への伝言を頼んだ。

太陽は、雨に連絡を取り、絶対に何とかするからと、予定通り待ち合わせ場所へ来てほしい伝える。太陽の思いを受け取った雨は、走っていくと言って司の車を降り、会場へと向かった。

司は、太陽の妹・春陽(出口夏希)に電話して事情を伝え、雨を支えてあげてほしいと頼む。