30〜40代が若者をつぶしてしまうという「ソフト老害」について、鈴木おさむさんと考えました。
女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げるフジテレビ『ノンストップ!』の金曜恒例コーナー「ノンストップ!サミット」。
今回は、3月いっぱいで放送作家業と脚本家からの引退を表明している鈴木おさむさんが、スタジオに登場。「これって老害?若者との接し方」というテーマでMCの設楽統さんと三上真奈フジテレビアナウンサー、千秋さん、井戸田潤さん、虻川美穂子さん、『婦人公論』元編集長の三木哲男さんと討論しました。
「自分は若者の味方だと思っているのが厄介」30〜40代が陥りがちな「ソフト老害」とは?
鈴木さんはまず、自身が提唱する「ソフト老害」について紹介。鈴木さんは、若手の提案に理解を示しつつも、上司に忖度して若手をつぶしてしまう30〜40代に対して、「ソフト老害」という言葉を使い警鐘を鳴らしているといいます。
「老害とは何が違うの?」という千秋さんからの質問には「老害はもっと力強い。『ソフト老害』の人は、自分が若者の味方だと思っているのが厄介だし、迷惑」と解説しました。
「ソフト老害」の例として登場したのは、「20代が会議の資料のペーパーレス化を40代の上司に提案したものの、『役員は紙資料が欲しいはずだから』と却下された」というエピソードです。
鈴木さんは「本来は役員を説得するのが仕事なのに、事前に面倒なことを減らそうとするのが『ソフト老害』」と訴えましたが、虻川さんは「上を説得して下にも理解を示す。『ソフト老害』にならないようにしようとすると、ものすごいパワーが必要になりませんか?」と反論。
三木さんは「『ソフト老害』をやめる唯一の方法は、出世を諦めること。自分の意見をバシッと言うのは、日本社会では嫌われるから」と主張し、自分も「ソフト老害」かもと自己分析した井戸田さんは「このままじゃ何も言えなくなる…」とつぶやきました。