北山宏光さんが、鈴木おさむさんと「自分が目指したいエンターテインメントの未来」について語り合いました。
北山さんの冠番組『北山宏光NEW WORLD』では、ロケに出て“やってみたかった”ことに挑戦し、新たな世界を体験する様子に密着。さらには“会いたかった”人や親友との真剣トークを繰り広げるコーナーと二つのパートで構成され、“等身大のリアル”を届けます。
6月24日に放送された、『北山宏光NEW WORLD』#5と#6のダイジェスト版では、打上花火の演出に挑戦。そして旧知の仲である鈴木さんと「これから挑戦したいこと」についてトークを繰り広げました。
北山宏光が「ずっと興味があった」打上花火の演出に挑戦!
「どうしてもやりたいことがある」と、東京・浅草橋にある株式会社「若松屋」を訪れた北山さん。番組が最終回を迎えるということで「ドカンとでかくやっちゃおう!」と、「打上花火」の演出に挑むことに。
日本で唯一、手持ち花火と打上花火(煙火)を扱っている会社である若松屋の金山友美さんに、まずは最近の「手持ち花火」のトレンド商品や、実際の打上花火の仕組みを教えてもらいました。

花火の仕組みだけでなく、演出にも興味津々な北山さんは、打上花火を演出できることが決定し、うれしそうな表情に。
演出をするにあたって、まずは楽曲とテーマ決めからスタート。「せっかくだったらファンの方に決めてもらったらどうか」と、実は収録の1時間前にSNSで「夏に聴くのどっちが良い?」と質問していました。
北山さんの楽曲『乱心-RANSHIN-』、『Delight』の2曲をファンに向けて問いかけた結果、「53%で『Delight』」になりました」と発表し、演出テーマについては曲調に合わせて「楽しいやつで」と決定しました。
今回、北山さんが打ち上げる花火の数は全部で75発。16種類の花火の中から使用する花火を選び「最高っすね」と楽しそうな表情の北山さんは、打ち上げシミュレーションを作成している際も、「スパッとここは終わりたい」「ここはちょっと寂し気に、夏の余韻みたいに」など、演出プランが止まらない様子。

そして後日、完成した演出プランを元に愛知県知多郡南知多町へ。
北山さんが、トランシーバーで花火職人に「3、2、1、着火!」と点火の合図を送ると、夜空に最初の花火が上がり『Delight』が流れ出します。音楽に合わせて打ち上る色鮮やかな花火を見上げて「うわー!すげー!」と目を輝かせます。
花火を鑑賞する保安距離ギリギリでの体験に、北山さんは「すごくない?ヤバくない?すごすぎじゃない?」と興奮し、「これ、見ている人に伝わるといいな」と笑顔を見せました。
「歳を重ねるとファンへの感謝は変わってくる」
仲良しゲストとお酒を交わしながらリラックスしたトークを繰り広げるコーナーでは、東京・浅草橋の「鳥茂」で、20年来の交友がある鈴木おさむさんと待ち合わせ。
鈴木さんは、北山さんの新しいスタートについて、「1人でライブやって大変じゃん」と口火を切ると、北山さんは「大変ですよ」と思わず笑いをこぼします。

グループでのライブと、ソロのライブの違いについて聞かれると、「グループの時は助けられていた部分がある。(ソロになってからは)ステージのどこに行っても自分が見られているし」と語ります。
「1人で表現するって半端ない」と鈴木さんが感心すると、北山さんも「楽曲も自分で作ったり選んだり、歌詞も自分が全部書いたり、そこの責任もあるし。刺さるのか刺さらないのかの不安もあるし、大衆に向けてやるのかとなるとメッセージが薄くなる気もするし」と抱えていた不安を吐露。
しかし、実際にライブツアーをしてみたら「ちゃんと伝わっていた」と感じたそうで、安心した表情を見せました。
鈴木さんは、「昔からファンには感謝していると思うんだよ」と前置きし、「歳を重ねてくるとファンへの感謝って変わってくるでしょ」と聞かれた北山さんは、大きく頷いて「ありがたいなと思って、支えられているというか」自分の選択についてきてくれたファンへの感謝を噛みしめました。
「“滝沢イズム”で育った」新たに挑戦したいことを告白
おいしい串焼きを堪能しながら、話題は最近放送作家を辞めた鈴木さんの活動についても展開されました。
若い起業家への投資を始めたという鈴木さんは、映画『踊る大捜査線』シリーズでも知られる本広克行監督から、「早くにチャンスをもらえた作り手がやらなきゃいけないことは応援」と諭されたそう。

「応援するってめちゃくちゃクリエイティブ」と語る鈴木さんは、北山さんの所属事務所の社長である滝沢秀明さんにも言及し、「北山くんという才能を応援するには、ただ『頑張れよ』というのだけではなく、いろんなチャンスと力が必要」と、応援する側の実情と思いを熱弁しました。
さらに、「何歳になってもやりたい事を口にするって大事」と鈴木さんが言うと、北山さんは「分かる~!」と大きく頷き、ここで「言ってなかったから口にしますね」と新たに挑戦したいことを告白。
「滝沢くんが新しく舞台を作ったじゃないですか」と、社長の業績を挙げて「これいいなと思って、俺も携わりたいなと思った。そこで育ったんだから、自分が新しく作ることをやっていってもいいんじゃないか」と、舞台演出への意欲を明かします。
北山さんの告白を聞いた鈴木さんは、「好きなものって変わらない。“滝沢イズム”で育った北山くんの中には、そこに立ち返ったときの爆発力がすごいと思う。絶対やったほうがいい」と、北山さんの思いを受け止めて背中を押しました。
(『北山宏光NEW WORLD』6月24日放送回より)