鑑定士等による仕入れから再生工程、販売までを一貫して行う
今回は、「アイデアビジネスで〇億円社長になった男たちの裏側」と題し、2人の“〇億円社長”が登場。
日本の約8割の宝飾関係店が集まるといわれる東京・御徒町の宝石店「KISHUN SHOP」で、取材班を迎えた辻社長は「弊社は、宝石のうち色石をメインに扱っています。ルビー、サファイア、エメラルドなどのリユース、つまり中古品です」と語ります。
陳列された宝石は、すべて中古。新品なら約22万円するルビーの指輪が、7万8000円。エメラルドの指輪も同じく約20万円の品が6万1000円など、お手頃価格が人気の理由です。
東京本社にある買取窓口には、日々お客さんが宝石を売りに来ますが、この仕入れに宝石を安く販売できる秘密があるとのこと。「お店にある商品は、全部すごくきれいだと思うんですけど、仕入れたときはボロボロで石が欠けていたり傷ついていたりしました。私たちは、それを再生しています」。
1980年ころのバブル時代、景気が良かった日本には、大量の宝石が輸入されました。そこから約30年のときが経ち、色がくすんだり欠けたりして、誰も欲しがらなくなった宝石に、辻社長は目をつけたのです。
宝石の再生現場だという工房を訪ねると、そこでは古く汚れた宝石を職人が削り直しています。高速回転する円盤を使って、傷や汚れを研磨し、元のデザインと同じ形にしたり、古めのデザインのものはイマドキのデザインに変えたりしています。
ほかにも、きれいに生まれ変わった宝石を指輪部分にはめる作業や、指輪の側面にダイヤを一石ずつとめていく作業などが行われていて、この工房内で1つの商品が完成します。実は、鑑定士等による仕入れから再生工程、販売までを一貫して行うというのが、辻社長一番のアイデア。
「宝石には、中間コストがたくさん乗っているので、お客さんの手元に届くときには、非常に高くなっているんです。僕は、漁師さんが回転寿司店をするようなイメージで、全部自分たちで中間マージンなしでやればきっとコストとして合うんじゃないかなと思ったんです」。
日本には、“都市鉱山”と言われるタンスの中に眠っている宝石が世界で最もある
昨今、宝石を採掘できる鉱山が世界的に少なくなってきているそうで、高品質で低価格な貴瞬の宝石は、海外の宝石バイヤーたちからとんでもなく人気があるとのこと。
辻社長は「プロが集まる展示会では、まるでバーゲンセールのような様子でバイヤーさんが取り合っています。この前もわずか30分くらいで1人の方が5、6000万円分くらいの商品を買われて現金払いでした」と振り返ったうえで、「海外の方は『日本に、そもそも宝石なんてあるのか!?』という驚きがあるみたいで。日本には、宝石の鉱山はありませんが、“都市鉱山”と言われるタンスの中に眠っている宝石が世界で最もあるんです」と説明。
バブル期に輸入された大量の宝石は、100兆円分にものぼるとされ、リユースの宝石事業はこれからも発展していくビジネスモデルだということで、辻社長は「まだまだ掘り起こせると思います」と自信を見せます。
番組では、辻社長に聞いた“今高く売れる2種類の宝石”や、家にある宝石が本物か偽物か、ある場所を見るだけで確認できるという見分け方なども大公開。
また、もう1人の〇億円社長として、2004年に当時37歳の最年少で東証一部上場を果たした、株式会社NEXYZ.Groupの近藤太香巳社長が登場。彼が手がける“初期投資0円”と“サブスク”にこだわった驚きのアイデアビジネスの裏側にも迫ります。
『ウラマヨ!』(関西ローカル)は、7月20日(土)13時より、カンテレで放送されます。