大河内(大島蓉子)がウズメ(イモトアヤコ)に言った、ある一言に注目!!
で、そんなこんなの第2話。
今回、ウズメが“演じる”ことになるのは、かつて思いを残した人からの手紙に、「娘がいる」とと返してしまった、人気作家・大河内順子(大島蓉子)の“隠し子役”。
順子は、世間では未婚で子どもがいないということになっている。
…うん、またしても無茶な導入部。第1話で雰囲気を把握した、からといっても、無茶が過ぎる設定。
現在は海外にいるという娘役が必要になり…40歳まで引きこもっていたウズメが演じる…って、つじつまを合わせれば合わせるほど、どこかで破綻しないか?って今回も、そんな余計な心配が頭をよぎる。
んだけど、そうはいっても、今回もちゃんと笑って泣ける!という奇跡。むしろ、初回より泣ける!!
そもそも、なぜ大河内はそんなことを言ってしまったのか?なぜ、そんな大河内の“娘役”としてウズメが選ばれたのか?そして、ウズメだからこそできたこと、ウズメだからこそ生まれた意外な物語の展開とは何なのか?
このあたりを一つひとつ拾っていくことで、最初は「そんな設定ある?」と思っていたものが、いつの間にかちゃんと一つの物語として成立していく…のです。
しかも今回面白いのは、ウズメが誰かの人生を“演じる”ことによって、結果的に自分自身の人生まで少しずつ動かされていく部分。
初回では「仕事をする」ということそのものが、ウズメにとって外の世界へ踏み出すきっかけになったけれど、第2話では、“娘になる”という一見すると突拍子もない仕事を通して、人と人との間にある、過去や後悔、言えなかった思いに触れていく。
つまり、ウズメは誰かのために別人を演じているはずなのに、そのたびに、自分自身の人生と向き合うことになる…その構造がすごくいい。
で、そんなこんなの大ラス。大河内がウズメに言った、ある一言に注目!!
この一言が、何気ないようでいて、ものすごく大きな一言なのです。
大河内自身の物語をやさしく包み込んでハッピーエンドへ導いてくれるのはもちろんのこと、その言葉が、ウズメ自身のこれまでの人生にも重なってくる。さらに、ウズメの母親=市毛良枝さんにとっても、救いになる。
一人の登場人物が最後の最後に発した、ほんの一言…なのに、それが今回の物語だけではなく、これまで描かれてきたウズメの人生や、母親との関係までそっと包み込んでくれる。
こういうところが、『再生のウズメ』のうまいところ!!
無茶な設定で笑わせておいて、気がつけば、その設定そのものが登場人物たちの心を救う物語になっているのです。
で、最後に、こんなことを言ったらあれだけど…。変身バリエーション、そんなにあるのか?と、ちょっと心配していたイモトさん(おい!)。
第2話では、さらにチャーミングな変身を遂げております。
物語的にも、画的にも、第2話、乞うご期待!!!
