山崎が自らの心を守るためには刑事だった頃の記憶を忘れる必要があったと分析した五十畑は、無理に記憶を取り戻すことの危険性を説く。しかし様子を見に来た妹尾と対面した瞬間、山崎は「せのお・あおい」という人物の名前を思い出した。

山崎はそれが何者なのか思い出せなかったが、桑原は妹尾の娘と同じ名前だと指摘。そして桑原の情報を元に捜査を進めると、「妹尾葵」の正体が紗耶香だったことが判明する。

絵梨子の真摯なサポートを受けた紗耶香は、事情聴取にやってきた河口に妹尾が祥仁會からゆすられていたことを告白。紗耶香が闇カジノで働いていたせいで祥仁會に弱みを握られたと激怒した妹尾は、保身のために紗耶香と縁を切り祥仁會と取り引きをしていたのだ。

失踪当日の話を山崎(渡部篤郎)に打ち明ける夏海(小池栄子)…

一方山崎は、刑事時代に何があったのか知ろうと決意。夏海は1年前にある議員の不正な土地取り引きと祥仁會の関与について捜査していたこと、捜査情報が祥仁會に筒抜けになるなかで山崎が失踪し、疑いの目を向けられた夏海が刑事課を追われたことを淡々と語って聞かせる。

そして夏海は山崎の呼び出しに応じたせいで娘が事故に遭い、結果として離婚したことも告白。思わず感情を高ぶらせてしまい支援員失格だと反省した夏海だが、山崎から本当のことを聞かなければ自分の人生が取り戻せないと涙ながらに訴える。

その頃、桑原は、妹尾と祥仁會の繋がりを突き止めた山崎が、祥仁會の手で拷問され記憶を失った可能性があるという報告を受け、頭を抱えていた。

悩んだ末に、捜査の続行を決意する桑原。夏海は絵梨子と一緒に山崎を自宅へ送っていくが、山崎が好きだったコーヒー豆のボトルからUSBメモリーが発見され…。

中に入っていたのは、祥仁會に関する捜査情報の詳細なデータと、妹尾との繋がりを示す書類。決定的な証拠を手に河口が不二の元へ向かい、桑原は妹尾を聴取することになった。

警察組織を守るという建前のもとで保身に走り、娘を犠牲にした事実を妹尾に突きつける夏海。そして妹尾と不二は逮捕され、事件は区切りを迎えた。

父を告発することになった紗耶香は夏海と絵梨子に感謝を告げ、「妹尾葵」としての自分を取り戻した。大学を去ることになった五十畑は絵梨子の成長を喜び、自らも被害者支援の現場で働くことを決める。

闇カジノの件で取り調べに向かう山崎に、山崎のお陰で支援員になれたと伝える夏海。一方鴨居は誰もが心の中に抱えている闇を消すことはできず、それを飼いならすしかないと絵梨子と語り合う。

そして夏海は支援する側の自分たちも仕事に支えられているという事実を改めて絵梨子と共有し、次の現場へと向かっていった。

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