こういうドラマは、最終的にこうまとめるしかないもんね?みたいな、浅はかな“想像”を見事に超えてくる

フリーの週刊誌記者・武田(武田航平)が美智留のもとを訪ねるのだが、なんだか様子がおかしい。どうやら、武田は美智留のこれまでの悪行の情報を握っていそう…?

かと思いきや、そこはさすがの美智留。ジャーナリストだろうがなんだろうが、すぐさま美智留は独自の世界観で武田を懐柔し、金に困る武田につけこみ「真実を作り出せばいい!」とかなんとか、恭子とともに煽(あお)りまくり、いつも通りの破滅の道へ、引きずり込むのだった…が…!?という物語。

今回の依頼人は、週刊誌記者で、なんだかこれまでの美智留のコンサルの手口も握ってるっぽくて(手口言うな)、そんな感じなもんだから、ああ、これは、僕がこれまで散々言ってきた、美智留の“営業努力”が、ついに、弊害として現れてきちゃったんだな…。営業をかけ過ぎたことによって、いろんな人の目に触れることによって、逆に怪しまれちゃったんだな(美智留の手口は普通に怪しんでいいんだけどさ…)、それによって、美智留の手口も、ついに暴かれてしまう…そんなターンに入っちゃうんだな…もう第6話の終盤だしね…とかなんとか…。

うん、だけど、ここまでの展開、なんて、美しい構成!!…さりげない“営業努力”をこれまで丁寧に見せておいて…からの、この時点での、このパターン!構成が、美しすぎる!!って感心してたのも束の間。

すぐさまいつも通りの美智留になって、ほんとにいつも通り。週刊誌記者という真実を暴く、ジャーナリズム精神が少なからずあるはずの武田という男をも、いとも簡単に、赤子の手をひねるように、“マインドコントロール”していくのだから、いつも以上に興奮を抑えきれません。

で、ここまで、美智留と恭子の関係性、恭子から見た美智留ってのは、第1話では“超不審”だったけれど、前回の第5話時点では、“超信頼”、むしろ愛?というゾーンまで入っちゃって、そのことで恭子の協力がさらに強固になって、ついに完成形にまで仕上がってしまった「美智留のコンサル殺法」(殺法て)。

その美智留コンサル殺法において、恭子の協力パワーがとてつもないがあまり、いつも以上の異常事態になって、恐怖すぎて、笑いが止まらなくなってしまうのです。

そして、この、恐怖のピークで、笑いへと昇天!しちゃった…ことで、ついに『嗤う淑女』の集大成!!みたいな、満足感が芽生え、僕的にも、さすがに、これ以上は、これ以上の興奮の物語は、もう、ないんじゃないか…。だって、もう、物語も終盤だし…。

とか、そんな、ふとした寂しさ、みたいなものが、出てきたところで、そっから急に逆転してきます。そして、もっともっと、深い世界へといざなうのです…。

テレビドラマの“お決まり”、みたいなものを、まさにあざ“嗤う”かのように、美智留と恭子が作り出す、現実なのか虚構なのか、はたまた夢なのか?という、ディープゾーンへ突入して、視聴者をいい意味で煙に巻いて、次週の最終版エピソードへとなだれ込ませる!!という、まさに、『世にも奇妙な物語』を手がけてきた、松木創監督だからこそ作り出せた世界観!!!

あー、はいはい、そういう展開ね!?こういう主人公の、こういうドラマは、最終的に、こうまとめるしかないもんね??みたいな、僕の、あなたの、そんな浅はかな“想像”を見事に超えてくる、第6話!!今週も、すごすぎますよ?!!