アニメ好きでなくても、誰もが一度は目にしたことがあるペンギンのキャラクター・ピングー。そんなピングーの世界が堪能できる『可愛いだけじゃない!?ピングー展』が、東京国際フォーラムにオープンしたばかりの「YURAKUCHO MUSEUM」で開催中(~9月6日)です。
ピングーは、スイスの映像作家オットマー・グットマンさんが生み出したペンギンの男の子で、1980年に原型モデルが誕生し、1986年にキャラクターを一コマずつ手で動かして撮影する粘土(クレイ)アニメーションとして発表されました。
ピングーのクレイモデルの緻密さにびっくり!
「見たことはあるけど、あまり詳しくないので展覧会を楽しめないかしら?」という方もご安心ください。最初のエリアで、基本情報がわかりやすく紹介されています。
ピングーは、妹のピンガ、郵便局員のお父さん、そしていたずらっ子のピングーにも優しい愛情を注ぐママの4人家族。
南極の街にある、ドーム型の雪の家「イグルー」で暮らしています。
ここを中心に繰り広げられる、ピングーとその仲間たちのほのぼのとした日常生活が、1話5分のアニメとして初めてテレビ放送されたのは1990年のこと。スイスから始まり、実に世界155以上の国と地域で放送され、ピングーはワールドワイドな人気者となりました。誕生から45年経った今も、その勢いは衰えていません。
会場には、実際のアニメーションで使われたクレイモデルがたくさん展示されています。そこから人気の秘密をいくつかあげてみると…。
まずは、病院に行って泣いたり、家出して叱られたりと、人間の子どもたちの世界でもよくあるストーリー設定が共感を呼びます。
そして何より、ナレーションもセリフもなく、「ピングー語」だけで物語が展開されること。その分、キャラクターたちの感情や表情が豊かで、世界中の誰もが直感的に理解できるようになっています。
テーブルクロスが滑り落ちてびっくりしたようなピングーやピンガの目やくちばし、「うわ~」という慌てぶりが見事に表現されています。しかも、表情だけではありません。レトロなキッチン台や現代的な壁かけアート、部屋のインテリアも一つ一つが実に丁寧に作られています。
お風呂のシーンでは、黄色いアヒルや浮き輪など、「子どもがお風呂に入るとこうなる!」というアイテムが憎いほど揃っています。
さらに、バス・トイレはグリーンで統一されているのにトイレのフタだけが木目調のブラウンだったり、ミニチュアの蛇口も歯ブラシが「一体何ミリ?」と思うほど精密だったりと、そのこだわりには脱帽です。
クレイモデルは手のひらサイズで可愛らしく、ガラスケース越しに覗き込んで楽しむスタイルですが、来場者がピングーたちと同じフレームに収まることができるフォトスポットも随所に用意されています。
まずは、ダイニングキッチンで食事中のピングーたちと“パチリ!”してみてはいかがですか?
