初めて『ザ・ノンフィクション』のナレーションを担当した志田さん。収録後にインタビューし、猿と向き合いながら成長する同世代の若者たちへの思いや、自身の経験と重ねて感じた令和の師弟関係、初ナレーションで意識したことなどについて聞きました。

志田こはく「ハートが強いから大丈夫」厳しい指導を受けてきた日々

――今回、初めて『ザ・ノンフィクション』のナレーションに挑戦しましたが、いかがでしたか?

『ザ・ノンフィクション』は有名なドキュメンタリー番組ですし、これまで語りを担当されてきた方も、すてきな俳優さんばかりなので、お話をいただいたときは本当にうれしかったです。実は、今年の目標のひとつが「声のお仕事をすること」だったんです。

――本格的なナレーションのお仕事自体も、今回が初めてだったそうですね。

そうなんです。『スーパー戦隊』(テレビ朝日)シリーズに出演していたときは、変身後に(アテレコのように)“声の演技”を担当していましたが、こうした本格的なドキュメンタリー番組のナレーションは初めてでした。

感情を入れすぎてもいけないし、逆に抑えすぎても伝わらないので、そのバランスがすごく難しかったです。『ザ・ノンフィクション』の番組に合わせて、落ち着いたトーンでゆっくり丁寧に読むことを心がけました。

――今回の作品では、伝統芸能の世界に「新入社員」として飛び込んだ若者たちが、猿と向き合いながら成長していく姿が描かれます。同世代の出演者に共感した部分はありましたか。

とても共感しました。同世代の子たちが汗を流しながら、お猿さんと真剣に向き合う姿を見て、自分も目の前のことに必死になっていたときのことを思い出しました。

そして師匠が指導する姿を見て、「私もこうやって教えてもらってきたんだな」と、改めて考えさせられました。

――番組では、「怒られない時代」とも言われる令和で、師匠と弟子がどう向き合うかも大きなテーマになっています。志田さんご自身は、厳しい指導についてどのように考えていますか。

私自身は、怒られることは「自分にとっていいこと」なんじゃないかと思っています。母はスパルタといいますか、昔から厳しい人なので、怒られることはたくさんありました。

フィギュアスケート(※)をやっていたころも、先生は厳しかったですね。でも、怒られるのは練習していなかった自分が悪いので、「もっと頑張ろう」と思っていました。

(※)小学5年生から中学2年生まで、フィギュアスケートに取り組んでいました。

――番組では、師匠が「どう伝えれば届くのか」と悩みながら新人と向き合う姿も描かれます。身近な“教える側”と“教えられる側”の関係を振り返って、感じることはありますか。

フィギュアスケート時代、先生は誰にでも同じように接しているわけではなくて、一人ひとりの性格をちゃんと見てくださっているんだなと感じていました。「この子は厳しく言っても大丈夫」「この子は傷ついてしまうかもしれない」と、それぞれに合わせて指導してくれたのが、印象に残っています。

私はたぶん、「ハートが強いから、怒っても大丈夫」と思われるタイプなんだと思います(笑)。

――そんな師弟関係が印象的な前編の見どころを教えてください。

前編では、新入社員のみなさんが、それぞれどんな思いを抱えて「さる軍団」に飛び込んできたのか、その過去や背景も描かれています。それぞれに違う人生があって、その上でお猿さんと向き合いながら前へ進もうとする姿が印象的でした。

そして番組の終盤には、「ここで終わるの!?」と思うような展開も待っています。前編を見たら、きっと後編も見届けたくなると思うので、楽しみにしていただけたらうれしいです。

――最後に、そろそろ本格的な夏が到来しますが、楽しみにしていることはありますか。

今年の夏は舞台の地方公演が続くので、福岡や大阪で共演のみなさんとおいしいご飯を食べるのを楽しみにしています。

あと、夏になると食べたくなるのが、かき氷です。メロン味やコーラ味など、昔ながらのかき氷が好きですね。

YouTube「フジテレビドキュメンタリー」では、『ザ・ノンフィクション』の予告を配信中。7月19日(日)14時~「就職先はさる軍団3 ~怒られない時代に芸を磨くということ~ 前編」予告。

無料配信スケジュール

過去の放送はTVerFODで、期間限定で無料配信中!

6月21日・28日放送「私が踊り続けるわけ5~60歳 還暦のストリッパー物語」前後編(語り:本仮屋ユイカさん)~7月26日まで。

7月5日・12日放送「酒と涙と女たちの歌4〜塙山キャバレー 存続の危機〜」前後編(語り:岡崎紗絵さん)放送直後~8月9日まで。