内田有紀さんがドラマ『ラストノート』で共演する寺西拓人さんとの、撮影エピソードを語りました。
木曜劇場『ラストノート』は、環境も積み重ねてきた人生もまったく違う、“年の差男女”一瀬葵(内田有紀)と、樋口澄晴(寺西拓人)が主人公の大人の純愛ドラマ。
交わるはずのなかった2人が出会い、静かに惹(ひ)かれあい、やがて人生で最も激しい恋へと導かれていく姿が描かれます。
めざましmediaは、内田さんにインタビュー。寺西さんとの撮影裏話や、現場の雰囲気、実際に演じることで感じた葵の魅力、そして、香りの取り入れ方について聞きました。
内田有紀『ラストノート』のスタッフの熱意に感謝「皆さんの真心はきっと伝わる」
──撮影が始まり1ヵ月ほど経ったと聞いていますが、現場にいるなかで感じる作品の魅力を聞かせてください。
“恋する”ということを大切に描いていて、スタッフ・キャストも共通意識として捉えている感覚があります。
何と言ったらいいか…「真心をもってこの作品を届けたい」という思いが強く、その思いで一つになっている現場と言いますか。しかも、スタッフの皆さんそれぞれが最適な温度感を感じ取る力をもっていらっしゃって。映像も、照明も、音声もすべてに心を寄せてくださっています。皆さんの熱意に感謝しかありません。
──現場ではディスカッションすることも多いのでしょうか?
ディスカッションすることはありますね。ただ、じっくり話し合うというより“感じている”というくらい(判断が)早いんです。「こっちを撮りたいなら、この画だよね」と、パッと決まる。それだけ力のある技術スタッフが集まっていますね。
それだけ、皆さんの温度感や見ている方向が同じということでしょうか。経験値かもしれませんし、年代が近いからかもしれません。(ドラマの全盛期に)ドラマを見てきた、作ってきた方々なので、意識が統一されているんですよね。この技術スタッフ皆さんの真心はきっと伝わると思っています。
──実際に演じることで、葵の魅力はどのように感じていますか?
葵の気持ち、よくわかるんですよね。私は40代になる前後の頃「息をひそめて生きていきたい」と思うことがありました。
若い頃は「怖いものはない」と勢いで生きていられて、でも気持ちが強すぎて空回りすることもあって。そこから自分の弱点や強みがだんだんわかってきた頃に「そんなんじゃダメだよ」「調子に乗ってはいけない」と頭を叩かれるようなことが起こるわけです。そういうことがあると、徐々に一歩踏み出すことが怖くなりますよね。
私は少し早めにそういった一連の経験をしているので、「現状維持で」「変化はいらない」と思って生きている葵に共感しています。
葵がそこからどうやって抜け出すのか。結局は人との出会いだと思うんです。今回はラブストーリーですから、澄晴との出会いですね。男女も年齢も関係なく、1人の人として、生き方や考え方に刺激を受けることで人は変われるのかな、と客観的に思いました。
2話の直前ですからまだ関係性は良くありませんが(笑)、最終的に、葵にとって澄晴との出会いがステキなものだったと思えるといいな、と希望を感じているところです。
──1話のなかで印象に残っている葵のシーンはありますか?
葵は平和主義なので、やりたくないことでも自分の思いは飲み込んで、物事を円滑に進めるために引き受けるところがあります。そんなとき、いつも息を吸い込むんですよね。そこにシンパシーと言いますか、「わかるな」と思っています。
印象的なのは、吸った息を吐きだすシーンがないことです。思いを吐き出さずに止めているというか。そこが葵を象徴していて。これから変わっていってほしい部分ですね。
──息を吐きだすシーンは今後出てくるでしょうか?
(今受け取っている台本に)そんな描写あったかな?なくても、そういうシーンを作ってもらいます(笑)。
