ナレーション収録を終えた野呂さんにインタビュー。「気持ちが温かくなった」という屋台ラーメンをめぐる人間模様を見ての感想、忙しい日々の合間の「ほっとする味」などについて聞きました。
野呂佳代「ほっとする味は、よっちゃんイカ」あたたかな家族の物語に癒やされて
――ナレーションをしていて、どんなことが思い浮かびましたか。
お子さんたちがとても素直で、家族が本当に好きなんだなということがすごく伝わってきました。貴雄さん夫婦の愛情がいっぱいで、どうやって育てたらこんなに素敵な家族になるんだろうと思うくらい。ナレーションをしていても、家族が支え合う場面には、特に力が入りました。
どんな状況であっても、互いに支え合うというのが、すごく素敵な愛情表現ですよね。我が家は夫婦共働きですが、夫も私の仕事を本当に支えてくれていて、そのことが思い浮かんだりもしました。
――タクシーの運転手として働いていた貴雄さんが、父のラーメン屋台を受け継ぐ決断をしたというエピソードはいかがでしたか。
貴雄さんは、先代で屋台を続けてきたお父さんの背中と愛情を見て育ってきた。その愛情を受け取ったからこそ、継ごうと思えたんだと思います。貴雄さんが、お父さんへの恩返しの気持ちで頑張っているところに、すごく心を奪われる熱いものがありました。
――現在、放送中の主演ドラマ『銀河の一票』(カンテレ・フジテレビ系)で、野呂さんは恩人のスナックを受け継いだ月岡あかりを演じています。野呂さん自身、「受け継ぐ」ということについて、思うところはありますか。
今回、あかりを演じていて感じたのは、自分とリンクする部分があると自然と深い気持ちが入るということです。あかりも恩人から受け継いだ場所を守ろうとする役ですが、私自身も「恩があると、その分、何かで返したくなる」という気持ちはすごくわかるんです。
実は私の実家が美容室をやっていて、私も家業を継ごうとして勉強したことがあります。当時から芸能界を目指してはいたんですが、父が「手に職があった方がいい」と、美容学校に通わせてくれました。でも、やりたいこと(芸能への道)が勝ってしまって、申し訳ないけれど辞めさせてもらって。
家業は継げませんでしたが、家族も毎週見ている『ザ・ノンフィクション』のナレーションという形で、お返しができていたらうれしいなと思います。
――今回は懐かしい屋台ラーメンがテーマですが、野呂さんにとっての「ほっとする味」は?
最近、よっちゃんイカ(カットよっちゃん)にハマりすぎちゃっていて(笑)。稽古の合間や、撮影の帰り道に「今日も終わった」って、ほっとするときに食べています。子どもの頃から好きだったんですが、(大人になり食べる機会がなくて)ずっと忘れていたんです。
それが『銀河の一票』の撮影の序盤にコンビニの駄菓子コーナーで、久しぶりによっちゃんイカを発見したんです。しかも白いパッケージのビッグサイズ。「これだ!」と思って、そこからまたハマってしまいました。
――今回の放送のどんなところに、注目して見てほしいですか。
今回は自分の実家の環境とも重なる部分があって 、感情移入しながらナレーションしました。最近、親子に関するつらいニュースが多いなかで、この作品は何も悲しいことがない、温かい愛情が詰まった物語です。ぜひ見ていただけたらうれしいです。
『ザ・ノンフィクション』予告・無料配信
YouTube「フジテレビドキュメンタリー」では、『ザ・ノンフィクション』の予告を配信中。6月7日(日)14時~「父と息子の屋台ラーメン~令和の赤ちょうちん物語~」予告。
5月10日・17日放送「はぐれ者とはぐれ猫2 前・後編」(語り:志田未来さん):6月14日まで。
5月24日放送「橋田賞受賞記念 特別編 12浪の早大生 40歳の春」(語り:多部未華子さん):6月21日まで。
5月31日放送「生きた証を抱きしめて~愛するあなたとデスマスク~」(語り:川栄李奈さん):6月28日まで。
