真澄の仮説を聞き、動揺する早紀と楓。楓はうなだれて「ごめんなさい」と繰り返し、真実を語り始める。
15年前、楓は街中で一緒にいた母が胸を抑えて倒れてしまい、動転。そこに通りかかった青田が緊張性気胸と判断し、楓の母の胸にボールペンを刺して応急処置した。その出会いがきっかけで、楓は青田と結婚。
長い結婚生活で夫のことはすべてわかっていると思っていた楓だが、最近は夫が何かを隠しているのではないかと感じていた。
楓は不倫を疑い、青田を尾行。青田は、早紀を連れてホテルに入った。そのホテルは、エスニック料理ビュッフェを開催していた。
青田と早紀はホテルの廊下で大物政治家・筧新之助(嶋田久作)と会い、外階段へ。贈収賄が罪だと青田から責められても、平然としている筧。怒りを覚えた青田は、筧につかみかかり、突き落とされてしまった。
その場から筧が逃げ出すのを見た青田は、早紀に追うようにと指示。下の階から一部始終を見ていた楓が駆けつけ、青田を議員事務所に連れていく。
何があったのかと詰め寄る楓の前で、青田が胸を抑えて苦しみ始める。青田は緊張性気胸を起こしていた。
楓は15年前の記憶を思い出し、近くにあったボールペンを青田の胸に刺して応急処置を試みる。何度か失敗したあとに正しい場所にペンを刺して胸の空気を抜くが、青田の呼吸は戻らなかった。
事件の裏で謎の検事・太田(笠松将)が暗躍していた!
早紀は、青田が泉州会と筧の贈収賄を糾弾しようとしていたと告白。
1ヵ月ほど前、向井から筧への贈賄に気づいた青田は、早紀とともに、贈収賄の現場を突き止めて証拠を押さえようとしていた。しかし、その動きは筧に察知されていた。
事件当日、階段から転落した青田を残して筧を追いかけた早紀は、青田が進めている法案を通したいなら見逃せと筧から脅迫される。
日本の医療を改善したいという青田の思いの詰まった法案を守りたい一心で、早紀は筧の言いなりになってしまった。
穂乃果は、楓がまだ何かを隠していると追及。すると楓は、青田が亡くなった直後に起こったことを語り始める。
楓がぼう然としていたところ、東京地検の検事・太田(笠松将)が来た。太田は、このまま青田が病院に搬送されて死亡確認されれば、筧にすべてをもみ消されるだろうと告げる。
夫の思いや、やりたかったことを闇に葬られたくないと思った楓は、その後を太田に任せると決意した。
楓の話を聞いていた真澄たちの前に、太田が現れる。
筧と泉州会の贈収賄の摘発を狙っていた太田は、証拠固めのためにMEJを利用したのだった。首吊り遺体の偽装は罪になると穂乃果が指摘しても、太田は意に介さない。
麻帆は「ここは亡くなった人の声を聞いて真実を明らかにするための場所です」と言って、身勝手な太田に怒りをぶつける。太田は真澄に「またどこかで」と言い残して去っていった。
涼音と早紀は、本当の思いを語り合う。姉を心配する涼音は「自分が正しいと思えない相手に自分の人生を任せてはいけない」と告げる。早紀も、妹の思いを受け止めるのだった。
筧は収賄の罪に問われるものの、秘書に押しつけて不起訴に。そのニュースに法医学者・本田雅人(八木勇征)と高森蓮介(綱啓永)は、世の中は変わらないと嘆く。
麻帆は、青田の法案が若手議員に引き継がれたことを伝え「本気で変えたいと思えば、きっと変わる」と言う。
姉と和解し、張り切って仕事に取り組む涼音。そんな様子を見て、ほほ笑む真澄だったが、意味深な言葉を残していった太田のことが気にかかり…。

