涼音は、姉はいつも空気を読んで人の顔色をうかがっている人間だと言う。真澄は、早紀が空気を読んで真実を隠すために嘘をついているのではないかと指摘した。
厚生労働省から調査に関わることを止められている麻帆は、青田が進めていた政策をこっそりとまとめて、涼音に渡す。青田は、医療制度に関する法案作成を進めていた。
涼音は麻帆に、姉が嫌いだと複雑な思いを打ち明ける一方、他人を傷つける人間ではないと断言する。
涼音(安斉星来)は折り合いの悪い姉・早紀(志田彩良)が隠す秘密を探る
青田は国会議員になる前、外科医だった。真澄と涼音は青田が医師時代に勤めていた泉州病院で聞き込みをしていると、青田の妻・楓(西山繭子)と出会う。
楓は、青田は泉州病院が所属する医療グループ・泉州会会長の向井真一(島英臣)にあこがれて泉州病院で働き始めたが、10年前に突然、政治家になると言い出したと語る。
早紀が帰宅すると、涼音が家の前で待っていた。涼音は早紀に、嘘をついてまで何を守ろうとしているのかと問いただすが、早紀は逆上し、涼音を追い返す。
MEJでは、遺体の付着物の成分分析結果を検討。涼音は分析結果から、アンフェティダという香辛料と酷似した化学組成を発見する。アンフェティダは強烈な匂いを放つため、“背徳のスパイス”と呼ばれる。
涼音は、由季子と行ったホテルのエスニック料理ビュッフェに“背徳のスパイスカレー”というメニューがあったことを思い出す。
涼音がホテルのレストランを訪ねてスタッフに話を聞くと、アンフェティダが使われていると確認できた。さらに、涼音はホテルの周りを調べ、外階段で青田が転落したとみられる痕跡を発見。
一方、真澄は青田の議員事務所で、デスクに置いてあるボールペンを一つひとつ調べていた。真澄は、床に落ちているボールペンの部品を見つける。
涼音はMEJメンバーに、青田はホテルの外階段で転落して胸を強打したと思われると報告。直接の死因は転落の可能性が強まるが、胸に残った複数の刺し傷の説明がつかない。
各メンバーが考え込んでいるなか、「ピースがそろうかもしれません」と言う真澄。
真澄は、MEJメンバーの他、早紀と楓、刑事の堂島穂乃果(山口紗弥加)と井川薫(上川拓郎)を前に、仮説を提示する。
青田はホテルの外階段から転落して胸を強打し、ろっ骨を骨折して肺に穴が開いた。その結果、肺に穴が開いて漏れた空気が胸腔内にたまって肺や心臓を圧迫する緊張性気胸を起こしたのではないか、と。
青田の胸の傷口からはインクの顔料と思われる成分が検出。緊張性気胸を起こした青田の救命処置として、誰かが胸にボールペンを刺して穴を開け、空気を抜いたのだ。
