――フライングやアクションも見どころかと思いますが、フライングのトライアルの感想を聞かせてください。
渡辺:楽しかったです!芳根さんが高所恐怖症らしく、高いところへ上がった瞬間に「うわぁー!」って(笑)。もうお芝居ではなく素のままでいいんじゃないかと思うくらいピュアなリアクションで、飛んでいる姿がすごくキュートでした。
芳根:ありがとうございます(笑)。ワークショップ初日に全員でストレッチをしたんですけど、みんなのなかで一番苦しそうな顔をしていたのが渡辺さんで。みなさん普通の表情でやっているのに、1人だけ「はぁ…うっ!」って声を漏らしていて…。でもフライングではクルクルときれいに回っていました。なんでストレッチのほうが苦しそうなんですか?
渡辺:僕たちのグループ(Snow Man)では、みんなでそろって柔軟体操をするという文化がないんですよ。それぞれが自分のペースで体を動かしてステージに出る。「はい、リハーサル前にみんなでストレッチしましょう!」という習慣がなくて。
だから、柔軟だけでもう汗びっしょりになりました(苦笑)。環境の違いに驚いていますし、土台から丁寧にやることの大切さと、自分たちのやり方は当たり前ではないということを学んでいます。芳根さんは、体がすごく柔らかいですよね。
芳根:いえ、全然そんなことはないです。衣装ではなくTシャツとジャージ姿で飛んでいる渡辺さんの姿が、もうすでにピーターパンでした!(共演の)富山えり子さんと2人で「あの脚の角度はもうピーターパンですよね!」って見ていました。
渡辺:飛ぶと、脚が勝手にシュッと決まります(笑)。もう体に刷り込まれているんです。
芳根:すごいなぁと思います。私は、やっていくうちに慣れるはずです…。ジムのトレーナーさんに「フライングに必要な筋肉を鍛えたい」と伝えてトレーニングをしているんですが、「必要なのは筋肉より、高さへの恐怖心をなくすメンタルだと思う」と言われて(苦笑)。本番は楽しんで飛べるようになっていたいです。
撮影:河井彩美
ヘアメイク:芳根さん…KUBOKI(aosora)/渡辺さん…TAKAI(undercurrent)
スタイリスト:芳根さん…道端亜未/渡辺さん…櫻井 賢之[casico]
<作品概要>
Bunkamura Production 2026
DISCOVER WORLD THEATRE vol.16
『ウェンディ&ピーターパン』
【東京公演】2026年6月12日(金)~7月5日(日)/THEATER MILANO-Za
【大阪公演】2026年7月13日(月)~20日(月・祝)/フェニーチェ堺 大ホール
作:エラ・ヒクソン(J.M.バリー原作より翻案)
翻訳 :目黒条、髙田曜子
潤色:山本卓卓
演出:ジョナサン・マンビィ
美術・衣裳 :コリン・リッチモンド
出演:芳根京子、渡辺翔太、鳥越裕貴、松岡広大、富山えり子、天野はな、玉置孝匡、池谷のぶえ、石丸幹二 ほか
企画・製作:Bunkamura
