7年前、小学生だった井畑と佐伯は、JAXAの宇宙教育センター職員・皆川有紀(ソニン)が宇宙サバ缶作りをきっかけに若水に来たときの講演を聞いていた。

宇宙への夢を抱いた2人は、宇宙サバ缶を作るために若水への進学を約束。念願かなって井畑と佐伯は若水に入学する。

2人が2年生になった2011年、東日本大震災が発生。母子家庭の井畑は母親が被災した岩手の実家へ行ったため、一人で暮らすように。

そんななかでも、2年生になったら実習で宇宙サバ缶を作ろうと楽しみにしていた。井畑は、先輩たちがつないできた宇宙食の記録“黒ノート”を見つけて、やる気を見せる。

しかし、生徒が自由にテーマを選ぶ実習の廃止が発表された。

落胆する井畑を励ます佐伯。井畑は佐伯に怒りをぶつけ、2人は絶交状態に。井畑は荒れた生活を送り、不良とも付き合い始めた。

子どもの頃から同じ夢を抱く生徒・井畑(荒木飛羽)と佐伯(市原匠悟)はすれ違い…

佐伯は朝野に、宇宙サバ缶を災害食に活用できないかと相談する。どうしても宇宙サバ缶を続けたいという佐伯の強い思いを知った朝野は、できる限り協力すると言う。

朝野と佐伯は、卒業生の漁師・寺尾創亮(黒崎煌代)に会いに行く。創亮は、宇宙サバ缶作りのためにサバを提供してほしいという佐伯の頼みを快諾。

佐伯は、1人で宇宙サバ缶を災害食にするための試作を始めた。井畑に対し、宇宙サバ缶を実現させるためにも災害食作りをしたいと伝える佐伯だが、井畑は無理だと言い放つ。

無理だからやらないのかと問い詰められた井畑はカッとなり、そばにあった黒ノートを投げ捨てる。井畑に「1人じゃ何もできないクセに」と言われた佐伯は「僕はそんなに弱くない」と言い返した。

朝野は、井畑が万引きで捕まったという連絡を受けてコンビニへ駆けつける。井畑は、不良の仲間たちにそそのかされて、食べ物を万引きしようとしたのだった。

コンビニ店長に頭を下げ、井畑の家庭の事情を話す朝野。その話を聞いた店長は、二度と店に来ないようにと命じて井畑を許す。

朝野は井畑の本当の気持ちを知ろうと、学校を辞めたいのか、宇宙サバ缶をやりたくないのかと尋ねる。しかし、井畑は何も答えない。

翌日。井畑は学校から帰る途中、不良の仲間たちから声をかけられた。そこに佐伯が通りかかる。佐伯に因縁をつける不良たちを止めようとした井畑は、ケンカになってしまう。

銭湯帰りの黒瀬は、ケガをして服が汚れた井畑を見かけて声をかける。井畑がケンカをしたと察した黒瀬がその理由を聞くと、井畑は佐伯を助けるためだったと打ち明けた。

井畑は「佐伯がいじめられるのは許せないのに、俺のできないことをやる佐伯が嫌だ」と複雑な思いを吐露しつつ、そんな自分が小さい人間だと気づいていた。

黒瀬は井畑に「自分の弱さと向き合えるのは、すごいことやと思う」と告げる。黒瀬から、本当は佐伯と一緒に宇宙サバ缶をやりたいのではないかと問われた井畑は、自分の本当の思いと向き合う。

そこに通りかかった朝野が、2人の話を聞いていた。