──撮影を楽しみにしているシーンはありますか?

佐藤:橋本さんとのお芝居はもちろん、坂東彌十郎さんとの共演が楽しみですね。大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)で敵対する役、なんなら僕が演じた比企能員は彌十郎さんが演じた北条時政に殺されたわけですけど、すごく仲が良かったんです。小栗(旬)と3人でよく飲みに行きましたからね。

『夫婦別姓刑事』第1話より

斉藤由貴さんは映画『変な家』で共演して以来。あのとき、すごく楽しくお話をさせていただいたので、今回も楽しみです。

橋本さんをはじめ、(矢本)悠馬、中村海人くん、齊藤京子さん、若い方とお芝居するのも楽しいけど、彌十郎さんや斉藤さんのように先輩には甘えられるので、自分より年上の方がいるのはうれしいです。

『夫婦別姓刑事』第1話より

この年になると、座組で一番年上ということが増えてきちゃうじゃないですか。それはそれで楽しいけど、やっぱり甘えたいですから。こんなおっさんに甘えられても嫌かもしれないですけど(笑)。

橋本:私は、各話でいらっしゃるゲストの方とお会いすきるのが楽しみです。個人的にすごく好きなアーティストさんやお会いしたいと思っていた方もいて。

佐藤:そうそう!僕も楽しみ。

一人時間ができたら何をする?佐藤二朗「一人時間はいらない」橋本愛「動画を見たり…」

──劇中、誠と明日香は仕事でも家でも一緒にいる設定です。実際にご自身が同じ状況になったらいかがですか?

佐藤:その質問に答えるには条件があります。記事を佐藤家だけは見られないようにする、と約束してください(笑)。だって「仕事場でもずっと一緒にいたい」と言うしかないじゃないですか。「いや、職場で一緒はちょっと勘弁してほしいです」って言ったら、家に波乱が起きますよ。

(考え直し)でも一般論として、妻が職場にいる…いや、ダメだ。やっぱり「終始一緒にいたい」と言うしかない(笑)。橋本さんはどう?

橋本:お互いが自立した人間同士であれば、大丈夫かもしれません。

佐藤:なるほど。それ僕の答えにしてくれないかな(笑)。

──誠と明日香のような関係性だった場合、たまの一人時間ができたらどんなことをしますか?

橋本:私は一人時間がすごく好きなんです。いつものことなので、どんなことも楽しんじゃいますね。

佐藤:俳優さんのなかにも「空き時間がうれしい」って言う人いるよね。僕は全然うれしくない。早く家に帰って晩酌をしたいから。

こんな図体でなんですけどね、僕は寂しがり屋だから、すぐに「お母さん!」って妻を探しちゃうんです。ですから、一人時間はそんなにいらないですね。

橋本:ステキな関係ですね。

佐藤:橋本さんは、一人時間ができたら何をするの?

橋本:例えば撮影の空き時間であれば、楽屋でアニメ、ドラマ、映画を見るとか。あとは、セリフが前日か当日にしか覚えられないので、中空きがあったらそこでセリフを覚えることもあります。

息抜きをしないとショートしてしまうタイプなので、撮影場所によっては、近くの公園に行ったり、カフェに行ったりして、気分を変えています。

──最後に、ドラマを楽しみにしている視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

佐藤:日本に限らず、俳優は学校の先生、弁護士、医師、刑事のどれかを一度は経験しているというくらい、そういった役の作品がありますよね。きっと4月クールも、ほかに刑事ドラマはあるでしょう。でも『夫婦別姓刑事』というタイトルもそうですが、ほかにはない作品になると思います。

誠と明日香を中心としたコメディではありますが、清水美砂さんが演じる誠の前妻・皐月が何者かに殺害されていて、その事件を追う縦軸もあります。視聴者の皆さんの間で考察が繰り広げられることを楽しみにしています。

橋本:刑事は男性の方が多い職業ですし、そのなかで女性が活躍することは、少し前までは今以上に難しかったのではと思います。女性刑事として活躍する魅力的な明日香をお見せできるように頑張ります。実は私、刑事役は初めてなんです。

佐藤:そうなんですか!?

橋本:だから、衣装合わせの時に「銃は持たせてもらえるんですか?」などいろいろ聞いてしまいました(笑)。

佐藤:なんじゃそら(笑)。可愛いな。

橋本:刑事ドラマに出演するのであれば、やりたいことがたくさんあって。アクションシーンも、手錠をかけるシーンも全部やりたいです(笑)。

撮影:今井裕治