<こっちのけんと コメント>
――収録はいかがでしたか?
本当に満足感の高い大会でした。シンプルに、こんなにもみんなうまいんだって感じましたね。『ハモネプ』は僕にとって、自分の“音楽の原点”なんです。もし『ハモネプ』がなかったら、僕はアカペラをやっていなかっただろうし、アカペラをやっていなければオリジナル曲も作っていなかった。『ハモネプ』を知らなかったら、普通にサラリーマンになっていたと思います。だからこそ、僕の人生を変えた“大きな存在”なんです。
本当に『ハモネプ』のおかげで、今の自分がいると心から思っています。そういった意味でも、審査員として参加できたことは、本当にうれしかったです。
また、僕自身、昔『ハモネプ』に応募したことがあり、そのときは悔しい思いもしました。でも、そのときから、やっぱり『ハモネプ』には、ほかにはないハードルがあるんだと思います。
なので、今回、予選を勝ち抜いて本番のステージに立ったみなさんを見て、運だけではない、実力と何かを持っていないとここには立てないということを実感しました。みなさんがその厳しさを乗り越えた姿を見ると、僕も誇らしい気持ちになりました。
同じアカペラをやっている者として、まぶしいなと思える時間でした。
――特に印象に残っているグループや楽曲は?
「音で殴ります!」と言っていた、元コーラス部さんの演奏は、本当に“殴られた”感じがしました。まるで雷が落ちたような衝撃を受けたというか…あのパフォーマンスを見たとき、これから、こういうアカペラグループがどんどん増えていくんだろうなと感じました。
それくらい、今までのアカペラにはなかった新しい形で、驚きの中にも、みんなのハモりが非常に美しく、すごく印象に残っています。
今までにない形で、なおかつトップレベルの演奏ができていたことが、本当にすごかったです。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
今回の大会は、今までで一番レベルが高かったと思います。絶対に見てほしいですし、もし番組を見逃すと、何か損してしまうんじゃないかと思うくらい、すごく価値のある大会だと自信を持っていえます。
ぜひぜひ、みなさんに見ていただければと思います。また、偶然この番組を見たお子さんが、将来アーティストになるなんてこともあるかもしれません(笑)。ぜひ、お茶の間でみんなで一緒に楽しんで見てほしいなと思います。
