2026年1月期の火9ドラマは、福士蒼汰さん主演の『東京P.D. 警視庁広報2係』が放送されます。

本作は、広報と捜査現場の刑事の意地とメンツ、対立と葛藤を描く完全オリジナルストーリーの社会派警察ドラマです。

福士蒼汰が警視庁の広報課に異動となる主人公に

原案者は、警視庁記者・報道記者を経験。リアリティにどこまでもこだわり、広報という立場で事件解決に向けて奔走する姿を、事件発生時のメディアの裏側とともに描きます。タイトルにある“P.D.”とは、Police Departmentの略。また、緒形直人さんの出演も発表されました。

警視庁といえば、大都市・東京の治安を司る大警察組織。警視庁「広報課」は、組織の情報のすべてが集まる部署であり組織の内側と外側の境界線、人間の体でいえば「皮膚」にあたる大切な部位なのですが、その内実はあまり知られていません。

警視庁の広報課は守備範囲が広く、1係が庶務と音楽隊、2係が報道担当、3係がドラマへの協力やバラエティなどメディア露出への対応や雑誌などを担当しています。

特に、2係は対内部的には、警視庁の広報、事件が起きた際には記者会見や情報管理の段取り、捜査幹部との折衝、記者と捜査セクションとの情報管理や折衝を行うなどしています。

一方、対外的には、メディアとの交流を通じて、ときに利用し、ときに情報をリークしてコントロールを試みるなど、一筋縄ではいかない役割を担務。殺人事件が起きた際は、捜査本部の会議にも出席し、誘拐事件が起きれば「報道協定」という契約をメディアと結んで事件解決にあたります。

本作は、とある理由で送り込まれた“捜査一課”に行くはずだった主人公の刑事を通して警視庁という組織で起きるさまざまな出来事と事件を描きながら、組織と人間模様の面白さを描く、サスペンスあり、胸を熱くする仲間との絆ありの社会派警察エンターテイメントドラマです。

福士さんが演じるのは、蔵前橋警察署の刑事から広報課2係に異動となる、今泉麟太郎(いまいずみ・りんたろう)。

捜査一課の刑事になるために警視庁に入るも、なぜか広報課に異動。次の異動で念願だった刑事の花形、捜査一課への配属が確実だと自信を持っていたにもかかわらず、待っていたのは、まさかの「広報課」への異動辞令。過去に起きた事件のトラウマから、記者を嫌っていた今泉にとって、記者との関係性が深い広報課への異動は思いがけないもので――。

福士さんが、フジテレビ制作ドラマで主演を務めるのは『恋仲』(2015年)以来、約10年ぶりのこと。

緒形さんが演じるのは、今泉が異動してきた広報課2係で係長を務める、安藤直司(あんどう・なおし)。

酒好き宴会好きですが、元捜査一課の刑事らしく洞察が鋭い人物。抜けているように見えて、実は、もっとも記者たちをコントロールしている切れ者で、異動してきたばかりの今泉を陰で支えます。その実、未解決事件で、ある過去を抱えており…。

緒形さんは、『僕だけのマドンナ …and I Love Her』(2003年)以来、約22年ぶりにフジテレビドラマに出演し、本作で福士さんと初共演を果たします。