俳優の福士蒼汰さんが、現在制作中の台湾映画『花臉猫:修羅道(かれんねこ:しゅらどう)』にW主演として出演することが決定しました。「自分の夢は場所を問わず世界中で活躍すること」と語る福士さんが、海外でアクション映画に挑みます。

福士蒼汰 台湾映画初出演で初主演!「夢は場所を問わず世界中で活躍すること」

福士さんにとって発表されている海外作品としては、2022年『THE HEADシーズン2』、今後配信予定のNetflix Korea「この恋、通訳できますか?」に続く3作品目。
また、今回が初めての台湾映画への出演となります。

Scorching Sun Production

本作は台湾の日本時期、警察官連続殺人事件が発生し、警察官の清水翔は容疑者である花臉貓を追う中で二人の運命が交錯していくというストーリー。
福士さんは、武術に秀でた警察官・清水翔を演じます。

Scorching Sun Production

共に主演を務めるのは、2025年台湾のドラマ大賞といわれる金鐘獎に最優秀主演女優賞でノミネートされた期待の若手女優の韓寧(ハン・ニン)さん。
顔の傷跡と猫のようなしなやかな動きから「花臉貓(かれんねこ)」と呼ばれる復讐者を演じます。

Scorching Sun Production

福士さんと韓さんは、本作で多くのアクションシーンを撮影したそうで、撮影過程について、韓さんは「福士さんとの共演で安心感を得た」と語り、劇中では多くの対戦場面がありましたが、福士さんの力加減が正確で、動きも非常にキレがあり、撮影中一度も怪我をさせなかったことに感服したといいます。

一方で福士さんも韓さんとの共演について、「彼女は役柄「花臉貓」のように強烈なオーラを放っていますが、プライベートではよく笑う優しい女性で、そのギャップに驚きました」と、演技を絶賛しました。

Scorching Sun Production

撮影現場では、英語でコミュニケーションを取ることが多かった2人。
しかし、現在中国語を学習中の福士さんは、撮影現場で「好熱(暑い)」と「看起來不錯(いいね)」を覚えたそうで、毎日の撮影が監督に「いいね」と思ってもらえるよう願っているといいます。

本作の監督は今、台湾で最も注目されている若手の監督・王逸帆(ワン・イーファン)さん。
長編映画の撮影は2本目ではあるものの、前作はトロントやシッチェスなどを含む、22か所の海外映画祭でも評価を受けており、本作では王が監督・脚本・撮影・編集を務めます。

王逸帆監督は、韓さんが本作のために長期間トレーニングを受けたことについて、「これほど長い時間を役に費やす俳優は稀」だと称賛しました。
また、福士さんの演技も優秀だと評価し、オファーの経緯について、福士さんに出演を依頼するため、特別に日本に飛んで面談したといい、福士さんも役柄についての理解を示し、男性主人公のキャラクター設定がより立体的になったと語りました。
さらに、「今回、福士さんがスケジュールを調整して台湾に来てくれたことは幸運」と直言しました。

全くもって前例がない異色で挑戦的なチームが、今まで見たことのない台湾アクション映画を撮影。本作は来年秋以降に台湾にて公開予定です。※日本での公開は未定

福士蒼汰さん コメント

自分の夢は場所を問わず世界中で活躍することです。
その中でも台湾と言う場所で台湾の方々と一緒に仕事をする事はすごく嬉しいと思いましたし、自分の可能性を広げる場所になるだろうと思いました。

台湾ではアクション作品が少ないと聞いていたので、このようなアクション作品で自分が今までやってきた武術や経験を生かしたいと思います。

撮影としては基本的に日本も海外も同じですが、やはり言語の違いが僕にとって大変な部分です。ただ、言葉が分からないからこそ、自分に集中してお芝居と向き合えるのでとても貴重な経験をさせてもらってます。

共演の韓寧さんは表情も柔らかく、目が合うとニコッと笑いかけてくれるのですが、お芝居になると感情が激しく、普段とギャップがあり、とても素敵な俳優だと感じました。

台湾映画『花臉猫:修羅道(かれんねこ:しゅらどう)』ストーリー

台湾の日本時期、警察が次々と惨殺される事件が発生する。犯人として浮かび上がったのは、顔に傷を持ち、猫のように神出鬼没の女──「花臉猫(カレンネコ)」。警察官・清水翔は花臉貓追討の命を受け、彼女を追う中で二人の運命が交錯していく。果たして花臉貓の復讐の行方はどこへ向かうのか?そして清水は自らの「正義」を如何に貫いていくのか──。

【作品情報】
タイトル:花臉猫:修羅道(かれんねこ:しゅらどう)
出演:福士蒼汰 韓寧(ハン・ニン) ほか
監督・脚本・撮影・編集:王逸帆(ワン・イーファン)
公開:2026年 秋以降を予定