佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)さん×本郷奏多さんW主演、土ドラ『時光代理人』は、依頼人の未来を拓くため、タッグを組んで“ダイブ”するトキ(佐藤)とヒカル(本郷)――写真が紡ぐ新感覚のヒューマンドラマです。

<試写室>『時光代理人』第9話

もう何度も振り返ってるとはいえ、この振り返りこそが重要なので、これまでのあらすじを改めて振り返っておきましょう。

主人公のトキ(佐藤大樹)は写真へダイブ(タイムスリップ)する能力を持ち、バディのヒカル(本郷奏多)は写真の中の出来事を見通す能力を持っている。そんな2人が営む写真館では“便利屋さん”もやっており、日々さまざまな依頼が寄せられる――。

第1話では、行方不明になった子どもを救い、第2話では土砂崩れの街を救おうと奮闘。続く第3話は一転してコロッケの隠し味を探るハートウォーミングで、第4話はまさか迷子犬へダイブ。

第5話は謎にサスペンスドラマの定番である遺産相続を解決したと思ったら、第6話では記憶喪失の女性の不穏な過去をたどることに。

第7話では高校生の甘酸っぱい青春ラブストーリーを披露し、第8話は終活をはじめた老女の夢を叶えて…。

と、謎解きミステリからのスペクタクル、からのハートウォーミングに、遊び、定番、変化球、青春劇から人生賛歌までと、毎回毎回持ち込まれるさまざまな“依頼”をもとにした、実にバリエーションに富んだストーリーの数々!!が、今作の魅力なのです。

っと、それを踏まえての、最終回前である第9話のあらすじを、確認してみましょう。

トキとヒカルは、小学校の校外学習の撮影へ同行することに。

昼食の時間に、周囲が手作り弁当を広げるなか1人だけスナック菓子を口にする少年の姿が目に留まる。家庭環境を案じる2人だったが、少年の背景には、母を亡くした親子の複雑な事情があることが判明。

仕事と並行して慣れない子育てに奮闘する父と、そんな父にうまく甘えることのできない息子。さらに家業である町工場にも厳しい現実が迫っており、親子は大きな岐路に立たされていた――。

う…うん…全然…『時光代理人』じゃねーー!!!(第5話「試写室」以来、2回目)

たしかに、トキとヒカルが、校外学習へ赴(おもむ)いて写真撮影をする…ってのは、2人が営む「時光写真館」のお仕事、むしろ本業なわけだから、第5話における、無理矢理名探偵扱いにされて(無理矢理言うな)、遺産相続問題を解決しちゃおう!!っていうあらすじよりは『時光代理人』としての体裁は保っている…んだけれども、そもそも、さっきのあらすじの、どこに“依頼”が隠されているのだろうか。

だし、その根本の“依頼”によって展開されるであろう、今作のアイデンティ「写真へダイブ」の余地が見当たらない。どうなっている!!!