――バケットリスト(生きているうちにやりたいことを書きだしたリスト)について聞かせてください。

うわ、いっぱいあります!バンジージャンプやスカイダイビングはぜひ挑戦したいですし、性格的にちょっと勇気を出せばできることを後回しにしがちなので、これはいつか必ず行動に移したいと思います。

あとは、家族旅行をしたいです。祖父が秋田に住んでいて、僕や両親が秋田へ行くことはありますが、祖父も含めた家族旅行をしたことがないので、小澤家そろって、パリや韓国を旅してみたいです。旅を通して、家族の意外な一面が見られるといいなと思います。

小澤竜心 幼少期の落ち着きのなさがダンスを始めるきっかけに

――めざましmediaのコンセプト“好きでつながる”にちなみ、小澤さんの好きなものを教えてください。

幼いころからやっているダンスです。ダンスは一つの言語であると言われるように、言葉が通じない国であっても世界中の人とつながることができますし、生きているだけで“人は踊っている”と言う人もいるくらい魅力にあふれたもの。僕もダンスを通して、もっと多くの方とふれ合いたいです。

――ダンスを始めたきっかけは何だったんですか?

幼いころ、デパートで流れる音楽に合わせて動いていたことや、映画館で戦隊ものの作品を観た後にロビーで勝手に戦っている僕の姿に、親が「ダンスでも習わせたら、少しは落ち着きが出るんじゃないか」と考えて、ダンススタジオに通い出したのがきっかけです。習い事の一環でしたが、すぐに虜(とりこ)になりました。

――小学生時代に歌舞伎の舞台にも立っていますが、どのような経緯から出演することになったのでしょうか?

ダンスを習うために通っていたスタジオが子役養成所で、当時はジャズダンスだけでなく日本舞踊もやっていたので、そのご縁で歌舞伎の舞台に立ったり、『天才てれびくん』に出演したりしていました。久しく離れていますが、もっと芸を磨いて、再び歌舞伎座の舞台に立つことが目標の一つでもあります。

――現在、ハマっていることやマイブームがあれば教えてください。

バナナと納豆を食べることです。ふと、体を大切にしたいなと思い立って食べ始めたもので、スーパーへ行くと熟しすぎたバナナが半額や100円以内で買えるんですよ。それを見つけるたびに買うようにしているのですが、ある日、冷蔵庫を開けたらバナナが6房くらい入っていて、目の前が真っ黄色みたいな(笑)。

知らないうちに親もバナナを買ってきたようで、あのときはちょっと反省しました。納豆も冷蔵庫から切らさないように買いだめをして、ごはんや豆腐にのせて食べています。

――ダンサー、そして、俳優としてのビジョンを聞かせてください。

ダンサーと俳優の隔たりをなくしたいと僕は考えていて…。

――分けて考えていないということですか?

表現することにおいてはどちらも同じなので…ってすごく大きなことを言ってしまっていますが、一表現者として存在できたら素敵だなって。ダンスもお芝居もリンクする部分が多いと思うので、ダンスの動きを活かしてミュージカルや時代劇など、新しいことにどんどんチャレンジしていきたいです。

撮影:河井彩美