月城かなとさんが、挑戦してみたい仕事について語りました。
月城さんは宝塚歌劇団月組の元トップスターで、気品ある華やかなたたずまいと、繊細な演技力でファンを魅了。2024年夏の退団後は、コンサート、映画『白雪姫』(2025年)の吹き替え、日曜劇場『キャスター』(TBS)、バラエティ番組など幅広く活躍しています。
そんな月城さんが、現在放送中の、草彅剛さん主演ドラマ『終幕のロンド-もう二度と、会えないあなたに-』に出演。シングルファザーで遺品整理人の鳥飼樹(草彅)が、遺品整理会社の仲間たちとともに、さまざまな家族に寄り添っていくヒューマンドラマです。
月城さんに、宝塚歌劇団を退団してからの変化や、最近ハマっていること、今後挑戦してみたいことなどを聞きました(前後編の後編)。
月城かなと 宝塚退団から「まだ1年か!」慌ただしい日々
――宝塚歌劇団を退団して約1年が経ちましたが、振り返っていかがですか?
いろいろなことに挑戦させていただき、慌ただしく過ぎていったので「まだ1年か!」という感覚です。宝塚では同じ組のメンバーで舞台をつくってきましたが、今はお仕事のたびに、毎回違う方と出会います。この先また違う現場でご一緒できたら、それも嬉しいでしょうし、だからこそ、一つひとつの出会いを大事にしようと強く思いながら、この1年を過ごしてきました。
――生活リズムなども変わりましたか?
そうですね。毎日決まったスケジュールではないことに、まだ慣れなくて。「明日こんなに早いんだ!?」とか「もう寝なきゃ!」と驚くこともあります(笑)。
――2025年4月期の日曜劇場『キャスター』(TBS)でドラマ初出演を果たし、話題となりました。
撮影の進み方がとても早くて、「こんなにスピード感をもって撮っていくんだ!」と驚きました。初めてのドラマで、あの経験ができたのは大きかったと思いますし、想像以上の早さにドラマの“洗礼”を受けて、免疫がついたような気がします。
――ファンの声や反響は、これまでと変わりましたか?
体感としては、変化はあまりないですが、いろいろな方に知っていただけるのは、とてもありがたいことだなと思います。そして、皆さんが持っている“月城かなとのイメージ”を覆(くつがえ)していけたらいいなと。皆さんの想像と違う部分をもっと出していけたらと思います。
「こんな役もできるんじゃない?」「あんな役も見てみたい!」と期待していただけるように、いろいろな面をお見せしていきたいです。
