10月19日(日)の『ボクらの時代』は、俳優・河合優実さん、シンガーソングライター・詩人の柴田聡子さん、映画監督の山中瑶子さんが登場しました。
河合さんは、山中監督の映画『ナミビアの砂漠』(2024年)で主演を務めました。この作品は、カンヌ国際映画祭に出品され、山中さんは、女性監督として史上最年少で国際映画批評家連盟賞に輝きました。
その後、河合さんも数々の主演女優賞を受賞。現在、河合さん出演の映画『旅と日々』が公開中で、海外の映画祭でも高く評価されています。
そんな河合さんが以前から大ファンだというのが、柴田さん。柴田さんの楽曲『Passing』のミュージックビデオを、山中監督が手がけています。
柴田聡子「涙は悪者扱いされがちだけれど…」
河合さんは「他人に弱さを見せるのが苦手」といい、家にいるときに涙を流すことで、ストレス発散していると打ち明けました。
柴田:涙って、悪いものじゃないですよね。

山中:うん、うん。
柴田:割と悪者扱いをされますけど。
山中:そうなんですよ。なんか「大人が泣いていると、引く」みたいなのが、すごく嫌で。

柴田:「すぐ泣く」「また泣く」…すごく言われますよね。
山中:感情的になることを、あんまり許されてないですよね。
柴田:そう。本当、それはある。
河合:「幼さ」というふうに見られる感じですよね。
柴田:「感情的」って「怒ってます」って感じがする。
河合:絶対に、いいときには使わないじゃないですか。「感情的で素晴らしい人だね」とかは、ない。

柴田:そうですよね。
山中:ないですね、確かに。
河合:「感情的にならないでよ」とか。
山中:「感情豊かですね」は、あるけど。
柴田:ただ、(目から)水が出てるだけなんですよ、ということを言っていきたいです。
山中:汗みたいな(笑)。
柴田:そう。本当にそう。