大沢たかお「2作目はマイナスから始めなきゃいけない」

上戸:大沢さんも、役作りもそうですけど、もうずっとハードル高いところに行きすぎちゃって、さらにそれを超えないと…とか?

大沢:「もう超えられないかな、ちょっと難しいかな」って思うくらいじゃないと、自分がそこに果敢に挑むエネルギーが出てこなくて。

「これって、うまくいくのかな」って恐怖と隣り合わせしながら作品を作ったほうが、アイデアも出てくるし、想像もしなかった表現になったりとか…そういうのをやらないと。「計算では超えられないようなところに、もう来ているな」って、毎回思うのが好きで。

大沢たかお

上戸:ふーん(感心)。

大沢:だから『沈黙の艦隊』も、自分の中では最初の1(作目)で、できることを全部やりきって。まぁ、おかげさまで評価されて、その続編となったときに、何をしていいかわからなくて。

松橋:うん。

大沢:かといって、新しいことをやればいいってことでもないから。じゃあ、何があるんだろうって。そこから本当に、2作目っていつも思うけど、ゼロから考えるどころか、マイナスから始めなきゃいけないというか。

松橋:うん。

大沢:もう、1回目に使った手は使えないから。平均点に行くまでに、本当に準備だけで1年以上かかったりしちゃう。

上戸:うーん。

大沢:でも、それがまたこう快感になる。

興味深そうに聞き入る上戸さんは、大沢さんのアプローチについて、さらに質問をしていきます。

ほかにも、数々の作品でタッグを組んできた大沢さんと松橋さんの関係や、家での過ごし方、SNSで話題の「大沢たかお祭り」についてなど、さまざまな話題を展開します。

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