2月8日(日)の『ボクらの時代』は、絵本作家のヨシタケシンスケさん、柴田ケイコさん、鈴木のりたけさんが登場します。

ヨシタケさんは『りんごかもしれない』でデビュー。日常を独特の視点で描く作風が世界で評価され、2019年にはニューヨーク・タイムズ最優秀絵本賞を受賞。著書の累計発行部数は、1000万部を超えるヒットメーカーです。

柴田さんは、2020年に出版した『パンどろぼう』が大ヒット。ユーモアあふれる作風で、子どもから大人まで多くのファンを生み、アニメ化も決定するなどブームに。シリーズ累計は、500万部を突破し、令和で一番売れている児童書となりました。

鈴木さんは、2022年に出版した『大ピンチずかん』が絵本賞など多数受賞。さらに児童書の枠を超え、年間ベストセラー総合1位に輝くなど、大ヒットを記録しています。

「俺だってなれるわ」と表現の世界に入ってくる人も

<ヨシタケシンスケ×柴田ケイコ×鈴木のりたけ 表現の世界はやさしい!「自己顕示欲の強い人も、弱い人も、同じ舞台に立てる」>

ヨシタケさんは、2016年に出版された柴田さんのデビュー作『めがねこ』について質問します。

ヨシタケ:柴田さんは、最初の本は依頼されたんでしたっけ?

ヨシタケシンスケ

柴田:あれは、ああいう話を世に残したくて。

鈴木:『めがねこ』ですね。

鈴木のりたけ

柴田:息子が弱視だったので、めがねのことをネガティブに思わないような絵本をこの世に残したいと思って、ひとつ作品として作りたくて。でも、作品を作ったら、もう私はそれでいいと思っていたんですよ。もう、それだけで満足。絵本(を出版する)って、そんなに甘くないと思っていたので。そもそも「自分が作家なんて…」という感じがあったので。

柴田ケイコ

鈴木:はい。

ここから、絵本作家になるために必要な素養について話が展開され――。

柴田:「絵がうまくないと、絵本作家にはなれないんですか?」って聞かれることがあって。

ヨシタケ:うん、わかる。

柴田:小さい子たちに「いや、そんなことないよ」って言いたい。

ヨシタケ:僕の場合は、一番簡単な絵だから…。

柴田:簡単(笑)?

ヨシタケ:単純な絵だから(笑)。「これでプロだったら、俺だってなれるわ」って、それで表現の世界に入る人もいっぱいいるわけですよね。

柴田&鈴木:ふふふふ。

ヨシタケ:そういう“入口役”っていうか…。

鈴木:言われたことあるんですか?

ヨシタケ:あります。

柴田:えーっ!

鈴木:(笑)。

ヨシタケ:なんか、子どもだと思われてたんですよ(笑)。とある編集者の方から聞いたんですけど、当時、息子さんが小学校4年生くらいかな。「今日、お母さんね、ヨシタケシンスケさんと打ち合わせしてくるんだよ」って言ったら、その息子さんが食いついてきて「ヨシタケシンスケってどんな人?子ども?」って。

このエピソードに、3人は大笑いします。