――ストーリーの流行り、というのも感じますか? 

西谷:僕は、時流をとらえる感覚は鋭くないと思います。マイペースというか自己中心だと。井上さんと仕事するときは、もう全部井上さんに聞いています(笑)。やっぱり井上さんは、世の中の流れをつかむ感覚がすごく敏感ですから。

井上:そんなことは、まったくないですが(笑)。この数年は考察系、特殊能力系、そして悪い人が1人も出てこないほっこり系がよく見られている感じがありますね。時代の先が見えないから、現実から遠いほうがいいのかなと思っています。

私たちの仕事は、作り始めてから半年後に世に出たりするので、流行を狙うと逆に失敗します。

特別な能力もないし、みっともない人ばかり出てくるのが『愛の、がっこう。』です。器用に生きられない人を描く場をいただけて、嬉しいです。流行りが何であれ、自分が好きなものを作るのがいちばん良いと思います。

再びタッグを組むなら?「永遠に作っていきたい」テーマは…

――また2人でタッグを組むとしたら、どんな作品をつくりたいですか? 

西谷:やっぱりラブストーリーですね。時代がどう変わろうが、永遠にラブストーリーは作っていきたいです(笑)。

井上:私もです(笑)。大人のラブストーリーがいいですね。『愛の、がっこう。』の公式動画やSNSを見ていても、バックハグやキスシーンの再生回数がグンと上がっているんですよ。

以前は毎クール作られていたラブストーリーは減りましたが、やっぱり、みんな恋をしたい、誰かを深く求めているというのは、時代が移ろっても変わらないのだと思います。

『愛の、がっこう。』第9話は、9月4日(木)22時より放送です。

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(C)フジテレビ