<沢口靖子 コメント>
――今作のオファーを受けたときは、どう思いましたか?
「『絶対零度』の新シリーズが始まるんだ」ということと、「その主演を私にいただけた」というダブルの驚きがありました。優れた作品ですので、安心して飛び込めると思いましたし、新たな役にチャレンジできることがうれしかったです。
――台本を読んだ印象は?
情報犯罪に関わってしまう発端は、若者がお小遣いを稼ぎたいという軽い気持ちから始まってしまうこともあるようで、一度入ってしまうと家族を人質にとられたりして組織から抜け出せない深い沼にはまってしまうんだということを改めて知りました。ドラマを通して、情報犯罪の恐ろしさをお届けできたらいいなと思いました。
――フジテレビ連続ドラマへの出演は35年ぶり、月9枠初出演となります。
35年と聞いて、もうそんなに経ったんだなと思いました。今回、出演が叶いましてとても光栄に思っています。どの局の作品でも、お仕事に向き合う姿勢は同じです。初めてご一緒する方々もいますが、新たな出会いを楽しんで新しい自分を発信していけたらいいなと思っています。
――演じるうえで、心がけようとしていることはありますか?
奈美は、初対面の人でもすぐに距離を縮められて、どんな人にも親身になって寄り添ってくれる。こんな人が近くにいてくれたら安心だなと思ってもらえるような刑事です。人に対しての瞬時の観察力や記憶力が優れていて、それが捜査に役立つこともありますね。
生活安全課に長くいて、いろんな人の相談にたくさん乗ってきてあげた人なので、人の心を開くことが自然とできちゃう人にしていきたいなと思っています。
この役に合わせて髪型を“マッシュショート風”にしました。刑事としてあまりお手入れに時間がかからず、出かける支度も素早くできるショートがいいかなと思いまして、一番長いところで、6センチほどカットをして、作品のためにここまで髪を短くしたのは久々ですね。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
『絶対零度』新シリーズが始まります。真犯人の正体が見えず、国民の安全を脅かす“情報犯罪”に個性豊かな新メンバーで挑みます!どうぞ、楽しみにしていてください。