そんなことだってあるじゃない…人間だもの…と言わんばかりのリアリティ&構成の妙!!

っということを踏まえての、第9話は――。

「松子おばあちゃん、調子に乗る」!!

“ラスボスおばあちゃん”とか自ら謳(うた)っていながら、実はそんな大げさなおばあちゃんではなく、日々反省しつつ、大胆ではあるけれど常に謙虚に生きるそのさまが、そんな松子おばあちゃんが、悲哀…ってのがこのドラマのアイデンティティだと思ってここまで見てきたわけですが、そんなこんなの第8話まで、散々話を進めてきた結果、まさかまさか、クライマックスに差しかかったこの第9話で、松子おばあちゃんが、あからさまに「調子に乗る」回!!が展開されようとは…。

松子おばあちゃんが大手ホテルのイメージキャラを務めることになり、街中にそのポスターが貼られたことで、仕事が殺到。それによって調子に乗った松子おばあちゃんは、さまざまな依頼を次々と受け、そのさなか、売り上げが低迷する「たわし屋さん」の宣伝依頼を引き受けることに。

調子に乗った松子の行く末は?ライバル「ヤングマン」との攻防は?長谷川、一体あなたは何を企んでいるの?松子おばあちゃんのあの過去は何を意味するの?クライマックスでしかない第9話、ラストは思いがけない展開に!?

っということなんですが、ここまで、酸いも甘いも経験してきたおばあちゃんだからって、なんでもかんでも解決できるわけではないし、なんならおばあちゃんだって失敗するし悩むの!!っていう、そんなとてつもない“人間味”を見せつけてくれた松子おばあちゃんが、この終盤に差しかかる回で、そんな“人間味”のおばあちゃんだからこそ「調子に乗る」!!

そんなことだってあるじゃない…人間だもの…と言わんばかりの、リアリティしかない、この構成の妙!!そして、それもそれだし、終盤も終盤で、クライマックスに差しかかるストーリーの起点となる案件が「たわし屋さん」って、どんだけ地味なのか!!

だけどだけど、それこそがラスボスおばあちゃん。そこにもちゃんとメッセージが込められてて、当然「調子に乗る」それだけではない、ちゃんとその先を描いているのだから、このドラマはグッとくるし、沁(し)みるのです。

で、結局ラストのラストまで引っ張るんじゃないかと思われた、おばあちゃんの“過去”が、今回の終盤で明らかに!?なる?!やも!?

当初は、こちとらそんなはずじゃなかったし、そんなつもりで見てなかったのに、気づけば、ちゃんと次回が気になる連ドラダイナミズムを生み出している『浅草ラスボスおばあちゃん』。やっぱり、あなどれない!!