2025年にデビュー20周年を迎えた俳優・比嘉愛未さんが自身の結婚観について語りました。
比嘉さんは、2005年に映画『ニライカナイからの手紙』でデビュー。その後、NHK連続テレビ小説『どんど晴れ』ヒロインやドラマ『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』など、数々のドラマや映画で活躍しています。
そんな比嘉さんは、現在配信中のFODオリジナルドラマ『にこたま』に出演。
本作は、下町の弁当店「よねすけ」で働く浅尾温子(橋本愛)と、恋人で弁理士事務所に勤める岩城晃平(瀬戸康史)を主人公とした、恋人、結婚、家族の“当たり前”を根底から揺さぶり、“正解のない愛”に徹底的に向き合う挑戦的なラブストーリー。人生の岐路に立つ登場人物たちの葛藤と選択が、日常の風景や季節の移ろいの中で、ポップでありながら深く繊細に描かれます。
めざましmediaは、物語の鍵を握る存在として登場する、晃平の同僚でどんな難しい案件でもそつなくこなす弁理士の高野ゆう子を演じている比嘉さんにインタビュー。
20代から現在で変化した、結婚や仕事などの人生において決断する上で比嘉さんが大切にしていることも語ってくれました。
比嘉愛未「ずっと1人でいたいとも思っていなくて」赤裸々に明かした人生観
――今回の作品は、恋人・結婚・家族についてなど、人生での岐路の葛藤が描かれていますが、比嘉さんご自身のこれまでを振り返って葛藤などはありましたか?
私自身もいま30代後半に差しかかっていますが、20代後半、30代半ばは結婚に対する気持ちの波がありました。それはなぜなのか、自分自身で分析したんです。本当に結婚がしたいのか、どうなんだろうかと。
やっぱり周りが結婚すると、比べたくはないけれど、自分で勝手に比べてしまって、心がざわついたり。「だから私も」というのはちょっと違うんじゃないかとか、自問自答してきた人生なんです。
別にそれは人それぞれの結婚観や家庭環境もあるとは思いますが、私はやっぱり好きなお仕事ができている、ひたむきに向き合えている今の時間がすごく幸せなので、別に言い訳でも、見栄を張っているわけでもなく、本当にそう思っています。
結婚していく周りと自分を比べて心がざわつくこともあった20代の価値観とは変わり、今は仕事に向き合うことに幸せを感じている比嘉さん。ですが、それは“結婚をしたくない”ということではないといいます。
だからと言って、ずっと1人でいたいとも思っていなくて、決めていないんです。
それこそ本能的に流れに沿って自然と出会えば結婚すると思いますし、もしかしたらその人と結婚という形式の選択をしないかもしれないけれど、でも一緒にはいる、とか。そういう選択肢が受け入れられるようになってきたからことで、生きやすさも増えてきたなと思いますね。
今回の『にこたま』で私が演じた高野ゆう子は結婚をしたいという願望は持っていなくて、「自分一人で育てます」って言っていて、それに対して「なぜ?」と誰も言わない、そんな押しつけがない世界観が好きです。
いろいろな人生の選択を受け入れられるようになってきたからこそ、「ずっと1人でいたいとも思っていなくて、決めていない」と、自分の考えを素直に語る姿が印象的な比嘉さん。
そんな比嘉さんに結婚や仕事など、人生での様々な決断において大切にしていることを伺いました。

