クレープ作りの腕前はプロ級。最近は自炊もするように
常にアンニュイな空気を漂わせ、写真撮影ではビューティな魅力を発揮してくれた塩野。その発言はいたってクールながら、ふと少年のような笑みを浮かべたりもする。彼の人となりをもっと追求してみたくなった。
――ところで、塩野さんってどんな人ですか?
理屈っぽい、好き嫌いが激しい、飽きっぽい、そんな性格です。
――血液型がわからないということですが…。
一度献血しようと思って、血液型を調べる機会があったんですけど、献血所が2時間待ちぐらいだったんですよ。その時、あまり時間がなかったので断念しました。それからは機会もなく、そして、僕も調べようという気持ちがそんなになくて…。
――性格から判断すると何型だと思います?
自分ではAB型だと思ってます。理屈っぽいところもそうだし、父親を見ていて似てるなって思うところもあるので。
――このコーナーのタイトルにちなんで、塩野さんにとって眼福な存在は?
犬ですね。くろみつ(黒蜜)というトイプードルを飼っています。一緒に暮らしてもう5年ぐらいになるのかな。めちゃくちゃ可愛くて、目の中に入れても痛くない尊い存在です。犬ほど純粋な生きものはいません。
――独自のリラックス法があれば聞かせてください。
これというリラックス法はないんですが、「日々、マッサージされたい」という欲があります。あとは、よく寝ることですかね。一番疲れがとれるので。
――現在、ハマっていることは?
ゲームを始めたけど3日で飽きて、面白いドラマを見つけてもすぐに見終わってしまう。舞台をやった時に地方のホテルで、キャストのみんなとアプリで大富豪をやって一時期ハマってたんですけど、もう飽きてしまいました(笑)。本当に飽きっぽいんです。
――オフの日はどんなふうに過ごしていますか?
ホントつまらないですよ。犬の散歩をしていたらほぼ1日つぶれますね。他には部屋を片付ける用具を見るのが好きなので、ネットで見たり、店舗へ行って見たりして、1日が終わります。
――塩野さんのプロフィール資料を見て、「趣味・クレープ作り」ということが気になったんですが…。
これ、「(資料を)変えて」って事務所にお願いしたんですけど、まだそのままの状態で…。クレープ作りは趣味じゃなくて特技なんですよ。実家がクレープ屋なので、実際にそこで働いてお客様に提供していたんです。プロなんですよ(笑)。
――一度食べてみたいです。ということは、お料理もするということ?
しますね。アプリを見ながらスイーツも作りますし、ごはんも作ります。
――となると、将来の結婚相手もお料理できる人のほうががいいですか?
そうですね。料理ができる人は素敵だなと思います。食も仕事の一部だと僕は思っているので、そういう面でも支えてくれる人がいいです。
――料理へのこだわりがあれば聞かせてください。
ヘルシー、健康的、以上です。健康管理をしたいと思って、料理を始めたんですよ。それまでは絶対にやりたくないとすら思っていたんです。
一人暮らしを始めて、まず一人鍋をしたんですけど、やらなきゃいけないことは多いし、結果、失敗もする。洗い物もどんどん増えて洗わなきゃいけない、残った野菜はすぐにダメになってしまうし、もう二度と作るかって思ったんですけど、体型をコントロールするために料理をするようになって、自炊は必要だなって考えるようになりました。
――スレンダーな体型を保つ秘訣は自炊なんですね。今後、どんな俳優になりたいと考えていますか?
明確な目標は、最終的に惜しまれながら死ねたらいいなって。
――「素晴らしい人を亡くした」と言われたりとか?
そうそう!それを言われたら成仏できると思います。
――現在25歳ですが、こんな作品やこんな役柄を演じてみたいという希望はありますか?
高校生役とかまだまだやりたいですね。チャンスは今年が最後なのかな。今年なかったら、もうないと思ってます。制服を着て、純粋な恋愛モノをやってみたい。屋上で弁当を食べるとか、普通の学校生活でなかなかないことをやってみたいですね。
――最後に、ファンの方へメッセージをお願いします。
今だけの人にならないよう、今後も皆さんを楽しませていけたらと思うので、今後とも塩野をよろしくお願いします。
撮影:河井彩美