ムロツヨシさんが、念願だった続編への思い、木南晴夏さんと渡部篤郎さんとの共演について語りました。
2026年1月4日に放送される新春ドラマ『うちの弁護士はまたしても手がかかる』は、2023年10月期の金9ドラマとして放送され、好評を博した『うちの弁護士は手がかかる』最終回の続きを描くスペシャル版。
主人公・蔵前勉(ムロ)と、個性豊かな登場人物たちが織りなす、リーガルエンターテインメントドラマ。蔵前は、自身がパラリーガル(※)を務めていた新人弁護士・天野杏(平手友梨奈)がアメリカの法律事務所に移籍したことで、契約終了をほのめかされやきもき。そこで、人気タレント弁護士・樋口新(木南晴夏)と契約をするも、わがまま放題の新に手を焼くことになる蔵前の奮闘が描かれます。
(※)弁護士の指示・監督のもとで法律に関する事務を行い、弁護士の業務をサポートする専門アシスタントのこと。
前作のクランクアップ時に「必ずや続きを」と語っていたムロさんに、満を持して帰ってきた本作への思い、そして新たな共演者との化学反応について、たっぷりと語ってもらいました。
ムロツヨシ、木南晴夏との共演に「ここまで一緒にできる人はいない」
――続編が決まった時の気持ちを教えてください。
またやれるという嬉しさと、何ができるだろうという思いがありました。1回幕を閉じたドラマをより良くし、良いところを継続するために「どうしようか」という感じでした。
物語の中の時間軸があったうえで、どんな事件をやるのかはプロデューサーとも話し合いながら進めました。今回のスペシャルドラマは、僕の意見も折り混ぜていただいて作ったので、思いが詰まっている部分もあります。
――続編への期待はありましたか?
前作で「終わりたくない」という思いもありましたし、まだまだ世の中にある事件をドラマで伝えたいと思っていました。配信などの様々なプラットフォームがありますが、僕を育ててくれて、主演として先頭に立っていいと言ってくれたテレビドラマとしてやりたかった気持ちがありました。今回は横に木南さんもいてくれましたし。
――旧知の仲の木南晴夏さんが新たなバディになりました。
木南さんとは、共演歴も歴史も長いので、関係性が出来上がっているからこその深い意見の交換もできました。前作の平手さんとの凸凹感も好きでしたが、違う世界の中でやりこまれて、やり返して、一緒に戦う。速いテンポで足並みが揃うのが今回の木南さんとのバディの魅力かなと思います。前作よりもパワーアップしたというより、違った魅力を木南さんが持って来てくれたという感じです。
――本作での木南さんとの共演の感想を教えてください。
お互いに絶対に迷惑はかけないとか、迷惑をかけてでもやりたいことがあるということを理解し合っていて、何をやっても「やりにくい」がない相手です。「ちょっとズレたな」と思ったら、お互いに次の会話ではもう修正しています。「会話が成立していることが理想形」ということを重要視していて、「いいセリフを言いたい」という思いは、私たちの中ではもう削がれている。ここまで一緒にできる人は他にいないので、やりがいがありますね。
普段は相手役に「こういう芝居してみてよ」とお願いしませんが、今回は木南さんに1つ2つちょっとしたお願いをしています。楽しくて昔を思い出しました(笑)。
続編決定への思い、新たなバディ役の木南さんとの共演について語ってくれたムロさん。インタビュー後半では、今回立ち向かう難敵・伍代夏生を演じる渡部篤郎さんについて語ります。
