6月22日(日)の『ボクらの時代』は、綾野剛さん、亀梨和也さん、映画監督の三池崇史さんが登場しました。

6月27日(金)公開予定の映画『でっちあげ~殺人教師と呼ばれた男』(三池崇史監督)で、殺人教師に仕立て上げられる小学校教諭・薮下誠一を綾野さん、週刊誌の記者・鳴海三千彦を亀梨さんが演じています。

三池崇史「脇役って面白いんだ」

これまで、主役として現場にいることが多かった亀梨さんは、今回の映画の現場は「流れがある中でパッと行って演じるじゃない。そこの難しさがあった」と明かしました。

左から)亀梨和也、綾野剛、三池崇史

亀梨:昔、くりぃむしちゅーの上田(晋也)さんに、バラエティとかで、例えば(演者が)大勢いる中で、ちゃんと流れに乗ることが大事だと思うという話をしていただいたことがあるんですよ。自分のパートじゃない話のときとかも、この空気に乗っておく。わかりやすく言うと、高速道路をちゃんと並走して(走る)。一番最初の合流って、難しいじゃないですか。こっち(本線)速いから。

亀梨和也

三池:うん、うん。

亀梨:お芝居って、やっぱ、出てないとき現場にいないわけじゃないですか。

三池:うん、なるほどね。

亀梨:だから、(現場が)どういうスピードか。まずはそこにどう入るか、こっち(本線が)ビュンビュン行ってる。今回、ここはすごく、もっといろいろちゃんと(経験を)積みたいなって思ったところではあります。 

三池:脇役って面白いんだ。ある意味、無責任で。

綾野:はい(笑)。そうですね。

三池:攪拌(かくはん)して。乱さないように抑えちゃうと、映画そのものがつまんないんだよね。

綾野:そうですね。“事故”がウェルカムみたいな。

綾野剛

亀梨:(感心したように)そういうことなんだなー。

綾野:ある意味では、そう。

亀梨:やっぱ、どうやって、ちゃんときれいに(流れに)乗れるかみたいなのも、ちょっと思ってたりもしてたから。

三池:結構、鍛錬が必要な仕事だよね、俳優ってね。

綾野:そうですね。

亀梨:いやぁ、そうですね。

三池:(綾野さんに)すごくストイックだから、いろいろやってるんじゃない?

綾野:あのー…。

亀梨:今も身体、どうなっちゃってるの(笑)?

三池:あははは。

綾野:プライベートとか、感覚的にはないものに等しいというか。仕事に関わることや芝居に関わること、全部、好きなんですよ。