6月8日(日)の『ボクらの時代』は、歌舞伎俳優の尾上松也さん、中村獅童さん、尾上菊之丞さんが登場しました。
松也さんが主演、演出を務める歌舞伎『刀剣乱舞』が、7月5日(土)に新橋演舞場で幕を開けます。獅童さんも出演し、尾上流四代家元である菊之丞さんが演出を担当しています。
尾上松也 飲みの場での中村獅童は「すごく静か」

歌舞伎、日本舞踊という伝統芸能の世界で生まれ育ち、幼いころからお互いを知る3人は、家族との関係性や、趣味の話題などで盛り上がりました。そんななか、「寂しがり屋」だという松也さんと獅童さんが「しょっちゅう飲みに行く」ことが明かされ、歌舞伎界の意外な上下関係が判明しました。
松也:すごく静かですよね、2人で飲みに行ったとき。
獅童:そこまで仲良くない人だと、なんとかその場を持たせようと思って、一生懸命しゃべらなきゃって気が起きるんだけど。松也くんのときは別に、15分くらい何もなくてもいられるっていうか(笑)。

松也:(うなずいて)全然、しゃべらない。
獅童:気を遣わない。
松也:で、例によってカラオケはじまると、いきなり(立ち上がって)「Yeah!」(笑)。

獅童:ふふふ。
菊之丞:(笑)。それこそ、変わらないですよね。

尾上松也「久しぶりに歌舞伎座に戻ってくると、いまだにめっちゃ後輩」
松也さんは「年齢を重ねれば重ねるほど、無理せず一緒にいられる人といたい」といって…。
松也:例えば、映像作品に出たときって、もう(自分の年齢が)40なので、年下の子ばっかりみたいな状況なんですね。それで、長期の撮影があって。久しぶりに歌舞伎座に戻ってくると、(40歳でも)いまだにめっちゃ後輩じゃないですか(笑)。
菊之丞:うん。
松也:それが、すごくうれしいんですよね。先輩たちに…もう先輩たちだって、僕が40ってことは、50、60くらいになっていても、その関係値は変わらないじゃないですか。いつまで経っても。
獅童:うん。
松也:なんか、楽しいんです。うしろから、カンチョーされたりするのも(笑)。
獅童&菊之丞:(苦笑)。

中村獅童「平和な世界だなと思ったよ(笑)」
獅童:すごい世界だと思わない?
松也:すごい世界だなと思います。

獅童:50いくつの人が、40の人に「えーい!」って。
松也:あはははは。
獅童:(菊之丞さんに)僕の楽屋でそれ(カンチョ―)があったんだけど、「平和な世界だな」と思ったよ(笑)。
菊之丞:いや、そうですよね。
獅童:だって、普通のサラリーマンの方とかさ、50いくつの人がさ、40歳に「えーい!」とか「わー!」とか、やらないじゃない。

菊之丞さんも「昨日も(松也さんと)電話してたら…」と、受話器の向こうで似たようなハプニングがあったと報告し、3人で笑い合いました。
尾上菊之丞「できないことに挑戦し続けていきたい」
この流れで、菊之丞さんが今後について――。
菊之丞:いいですよね。我々、これから50になったって、まだまだ、中堅というか本当に真ん中にきたくらいで。上に60代70代でバリバリやっている人たちがいる中にいるから。「できないことに挑戦する」っていうことは、続けていきたいですね。

松也:そうですね。
獅童:一生そうだと思いますよ。一生、そうだと思う。
3人は大きくうなずいたあと、松也さんが今回の『刀剣乱舞』の稽古を「菊之丞さんに演出していただくわけですから、ひとつ厳しくいきたいと思います!」と宣言。これに、獅童さんが「よろしくお願いします」と応じ、鼎談を締めくくりました。

『ボクらの時代』2025年6月8日放送より
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