3月29日(日)の『ボクらの時代』は、最終回。

小林聡美さん、市川実日子さん、片桐はいりさん…親交のある3人が、キャリアを重ねた今の思いを語ります。

小林聡美「昭和は…先輩が立った位置が、立ち位置ですよ」

<市川実日子&片桐はいりから見た小林聡美は「恥ずかしいんだけどできちゃう人」「近くで観察していると、目の奥に違うものがある」>

市川さんは、先輩である小林さん、片桐さんに、最近現場で感じていることを尋ねます。

市川:自分の下の子たちに対して、「世代が変わると、違うんだな」って感じるじゃないですか。

市川実日子

小林&片桐:うん。

市川:だから、同じように、聡美さんとはいりさんも感じてらっしゃるのかなって。

小林:感じてるの?現場で。

市川:思います、思います。

小林:「なんか、若い人たちがんばってるわ」みたいな?

市川:「がんばってるわ」というより…もう「発想が違うな」というか。

小林:はいりちゃんも、言ってましたよね。

小林聡美

片桐:ああ、うん。

市川:なんか、さらっとしているというかね。

小林:さらっとしてる。あと、やさしいしね。

市川:そう、そう。

小林:嫌味がない。

市川:ないんですよ。上下関係とかも、激しくない。ソフト、フランクというか。

これには、小林さん、片桐さんも「(上下関係は)ないね」と同意します。

左から)市川実日子、小林聡美、片桐はいり

小林:昭和は、ガチガチでしたよね。

片桐:昭和は、本当にガチガチですよ。(若い世代が)「うらやましいな」ってときもあるから、真似しようかなって思うけど…失敗するね。

小林:あっははは。どのへんを真似ようとするんですか?

片桐:フランクに、なんでも注意してくれて。「はいりさん、立ち位置違う」とかさ、やってくれるじゃない。

市川:え!?ああ、そうなんだ。

片桐:「ああ、ありがとう」って、普通にやるけど。これ、昭和でやったら、ぶっ…。

小林:あっはははは。

片桐:先輩に対して「立ち位置違います」って、やれない。やらなかったでしょう?

小林:やれないです。先輩が立った位置が、立ち位置ですよ。

片桐:そうですよね。

市川:そうなんだ(笑)。

片桐:だから、そういうのとかを、私は「ありがとう」って(言ったあとに)「ん?」って一瞬思うけど…。

市川:ふふふふふ。

片桐:スピード感というか。(申し訳なさそうに)「あの、すみません、ちょっと立ち位置が…」とかって言っちゃうと、ことが大きくなって。(さらっと)「違いますよ」とか言ってくれたら、その場で終わるじゃないですか。

小林:さっぱりしてる。

片桐:だから、これいいなって思って。

すると、市川さんは「自分の中では、そんなに意識って変わってないんだけれども…」と切り出して…。

市川:気がついたら、何気なく言ったことが、気を遣われたり…。

小林:ああ、それはありますね。

市川:真面目に受け取られすぎて。

片桐:ああ、そうかも。

小林:言えなくなるんですよね、逆にね。

市川:そう(笑)。「あ、こうやって、みなさん言わなくなっていくのか」っていう…。

小林:気を遣ってね。

市川:あんまり、しゃべらなくなっていく。

片桐:それは、みんなそう言うよね。

ここから、片桐さんと演出家の間に起こった、“片桐さんの呼び方”に関するエピソード、最近は学校であだ名をつけることもよくないとされているという話題で盛り上がります。

ほかにも、それぞれが芸能の道に進んだ経緯や、映像の仕事と舞台の違い、40代後半を迎えた市川さん、60代を迎えた小林さんや片桐さんの心境など、さまざまな話題を展開します。

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