ナオミは、急性肝不全は原因がはっきりしないことも多く、薬で回復することもあるが、状態が悪化するようであれば肝移植も必要だと説明。
肝移植の選択も考慮するナオミだが、健太には家族がなく親戚付き合いもない。つまり、近親者からの生体肝移植は望めず、亡くなった人からの臓器提供を希望することになる。

悪化していく健太の病状。健太の姿を近くで見ていた小西は朱羅に、彼の病状を尋ねる。他人には話せないと言う朱羅に、小西は話があると言い…。
健太(矢野聖人)に誤解されたまま退院していく小西(マキタスポーツ)
ある夜、健太は自分の財布が無くなっていると回診に来た大黒たちに訴える。大黒たちも一緒に探すが、健太のベッド周りに財布はない。
その時、昼間に小西が自分のベッド近辺にいたことを思い出す健太。小西のベッドサイドの机の中から、健太の財布が見つかる。
小西は「あとで返そうとした。金は取ってねぇ!」と弁解するも、健太は部屋を変えてほしいと大黒に告げた。
翌日、小西は退院してホームレス仲間の元へと帰っていく。
一方、健太の肝機能はさらに悪化し、すぐにでも肝移植をしないと危険な状態に陥ってしまう。そして、健太はついに倒れてしまった。

その頃、ホームレス仲間たちと快気祝いのパーティをしていた小西は、若者たちのグループに襲われ、頭を殴られる。
ナオミとともに、健太の処置にあたる朱羅。そこに、小西が運び込まれて来た。