<平祐奈&阿部亮平 コメント>

――ドラマは第7話まで放送が進み、最初は家庭教師と教え子だったお2人の関係も少しずつ変化していきます。それぞれ、これまで演じてみての感想をお願いします。

平:梨々子は、母親が幼いころに家を出ていってしまって、いろんなことがあって…父親とも素直に向き合えない。物事をまっすぐには考えられない人物なのですが、第8話ではさらに、“闇”に入っていくかなと思います。

今回の役は、私としては初めてに近い役で、とてもやりがいはあるのですが、梨々子役に向き合うのは、取りつかれたように重くて、しんどいときがあります。現場はとっても明るくて楽しいんですけど、家に帰ると、ずーんと倒れこんじゃうときもあるくらいです(笑)。

阿部:そんな、闇に落ちていく梨々子に振り回される、玖村を演じる阿部でございます(笑)。

平:かわいそうに…。

阿部:梨々子には誰か他の人がいて、その人がダメだったから呼ばれる、そんな存在です。

平:でも、梨々子は、玖村さんだけには、すべてを見せることができるというか、わりと本音に近い思いを素直に話せてしまう、そういう間柄ですね。

阿部:確かに、変な絆があったりしますね。僕も演じがいという意味では同じで、家庭教師時代より、一回人生終了したというか、すべてをあきらめた、やさぐれた後半の玖村の方が、演じるうえでは、とてもやりがいを感じています。

――お互いの印象を教えてください。

平:真面目な、誠実なお兄さんのイメージだったのですけど…そのまんまでした(笑)。物知りだから、クイズ番組に一緒に出演させていただいても、すごく安心できましたし、何を聞いても答えてくださるので、現場でもすごく心強い存在でした。

阿部:クイズ番組では、僕が自身満々に答えていって、みんなに頼ってもらって、もし間違えたら、みんなにいろいろ言われようというスタンスでいったんですけど…。

平:完璧に答えてましたね。

阿部:ありがとうございます。平さんの印象は…すごく芯のある女性という印象はあったんですけど、梨々子の悪女っぷりの演技を見ると、すごくひょう変して(笑)。

平:えー(笑)。

阿部:役として振りきられているというか、でもカットがかかると、いつもの平さんに戻るのが驚きましたね。

――好きなシーンを教えてください。

阿部:紘海さんがタイナスに入る、面接のときのシーンですかね。絶対にすごいシーンになるなと、台本の段階から思っていました。

平:私はやっぱり、3歳の萌子、倉田瑛茉ちゃんが出ているシーンがすごくほっこりして印象的です。年月が経っても梨々子の頭の中には、ずっと小さい萌子がいるので、その意味でも、瑛茉ちゃんのシーンを見れば見るほど、せつなくもなるし、でもほっこりします。

――撮影現場ではどんな話をすることが多いですか?

平:私は、大森さんと健康の話をすることが多いです。大森さんも花粉症らしいんですけど、腸内環境を整える話とか、健康食品の話だったり…とても良いハーブティーを紹介してくださいました。筒井(道隆)さんとも一緒に話しています。

阿部:筒井さん、健康の話、信じなさそうだけど(笑)。

平:筒井さんも、健康情報取り入れられてます(笑)。

阿部:僕が景子さんとお話ししていて印象的だったのは、まだ景子さんが第1話を見る前に、旦那さんのDAIGOさんが先に第1話を見られたようで、旦那さんが「『1話の玖村がすごくよかったよー』って言ってたよ」って伝えてくださって。それを聞いてうれしかったですね。

――第8話の見どころ、視聴者へのみなさんへメッセージをお願いします。

平:玖村先生には、梨々子が悪いことをしてしまったんですけど…“人生終了”したのは、玖村先生だけなのか…ほんとうの家族とは…など、家族愛の話も描かれていきます。梨々子もすごく強がっていたけど、やっと弱音を吐く場面も出てきます。

私は、台本を読んで、次が気になってしょうがなくて、止まらなくて、一気に読んでしまいました。最後まで見逃さないでほしいなと思います。

阿部:一気読みできない視聴者さん、気になるだろうなと…すごくかわいそうって思うときがあります。この後の物語も、すごい展開が待っています。

改めて、親子愛、家族愛の美しさ、素晴らしさみたいなものが感じられると思いますので、ぜひ楽しみにしていただけたらなというのと…僕が演じる“人生終了”した玖村が、どうなるのか…こちらもぜひ注目していただきたいと思います。

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