中越紘海(北川景子)が、11年前に自分たちが起こした事故の被害者遺族だと知った結城旭(大森南朋)は、信じがたい事実にがく然。

一方、望月耕輔(筒井道隆)は紘海が持っていた電車のキーホルダーに何やら見覚えがある気がして、胸騒ぎの正体を確かめるべく紘海の自宅へと向かう。
すると、紘海の部屋から美海(一色香澄)が出てきて、バッグには紘海と同じキーホルダーが。

美海が紘海の娘だと確信し、思わず後をつけた望月は、その姿に1人の少女の面影を感じ、脳裏にある疑惑が浮かび上がる。
さらに望月は、自分と同じ電車オタクだと勘違いした美海に話しかけられて…。

疑惑の真相を確かめたい望月はさっそく、紘海たち親子について聞き込みを始める。
しかし、望月の動きを知った旭は、紘海の正体を明かしたうえで「彼女にはもう関わるな」と釘を刺し、一方で、萌子の捜索用の番号にかかってきた1本の電話について発信者を特定するよう命じる。
実は、電話口から聞こえてきたのが少女の声だったため、妙に気になったのだ。

そんななか、入院中の結城梨々子(平祐奈)のもとを訪れた旭は、梨々子のオーバードーズの原因に気づく。「お前は何も心配しなくていい」と諭す旭だったが、そんな父親の言葉に怯えた様子を見せる梨々子。

するとその晩、紘海のもとに旭から電話がかかってくる。
紘海が、話したいことがあるという旭の言葉を怪訝(けげん)に思っていると、次の瞬間、旭は紘海の亡き娘の名前を口にして――!?
