毎週月曜22時~放送中のドラマ『あなたを奪ったその日から』。
事故で最愛の娘を失った母が、事故を起こした男の娘を誘拐して復讐(ふくしゅう)を果たそうとする、11年に及ぶ「母の復讐(ふくしゅう)と親子愛」を描いた壮大なストーリーで、一秒たりとも目が離せない展開が続いています。
そんなドラマで主演を務める北川景子さん(38)に「めざましテレビ」がインタビュー。
全3本のインタビュー記事の#1は、「売れたい、結果を出したいってことばかりを考えていて」と、女優として感じていた「野心」や「焦り」について激白。さらに、芸能界きってのおしどり夫婦のプライベートについても明かしました。
インタビュー記事の#2と#3を読む
【インタビュー#2】北川景子 “アナウンサーに憧れていた過去”を告白「役者の仕事が無かったら選択肢にあったかも」
【インタビュー#3】北川景子 DAIGOとの結婚で変わった“自分”語る 夫のトーン・雰囲気…「自分も持ってみたいなとか」
女優・北川景子の“野心”と“焦り” 「自信もあったし、野心もあったし、血の気も多い」
2003年にドラマ『美少女戦士セーラームーン』のセーラーマーズ役で女優デビューした北川さん。
北川:(デビューは)セーラームーンだったんですけど、めちゃくちゃうれしかったし、やっぱ才能あるんじゃんって思いました(笑)自分のことを。よく分かってなくて。
デビューから3年後の2006年に、めざましテレビは、まだブレイクする前の北川さん(当時20歳)にいち早く注目。映画の現場に密着取材していました。

軽部アナウンサー:この頃はどういうことを考えていたか覚えていますか?
北川:とにかく結果を出したいっていうことばかり考えていて、ドラマであれば代表作ができて、それがバンバン、シリーズ化されるとか、絶対そういう人間になりたい、なるために来たみたいな。
当時は大学に通いながらも、女優として高い目標を掲げていたといいます。

北川:今思えば、おごりとか高ぶりだと思うんですけど、自信もあったし、野心もあったし、血の気も多いみたいな。
その後、2008年から『太陽と海の教室』、『ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~』、『月の恋人~Moon Lovers~』と3年連続で月9のヒロインを演じ、女優・北川景子の名前は多くの人が知ることに。
北川:順風満帆と言えると思うんですけど…。
軽部アナウンサー:そうですよ。
北川:焦っていました。今この月9やっているけど、これが終わった後は、自分何やっているんだろうって。なんとなく耳を澄ますと、同世代の女優さんはこの作品が終わったら何年先まで仕事が埋まっているらしい。でも自分は「次○○組」とか言えない、どうしよう。大学の試験に集中するために1ヵ月、私は働かないんだけど~みたいな。建前みたいなのを言ったり…。
2014年には『HERO』で木村拓哉さんの相棒に。確固たる地位を築いたと思いきや…

北川:なんかもう常に渇望しているんですよ、私って。誰か立派な俳優さんがいて、その相手役じゃなくて、次は自分が主役をやれるようにみたいな。
軽部アナウンサー:まだまだっていう思いの方が強かった?
北川:ずっと満足ができないっていうか。
軽部アナウンサー:やっぱり血の気が多い。
北川:血の気はめちゃくちゃ多かったです。ようやく本当に落ち着いてきて、ちょうど良くなってきたって評判なんですけど(笑)結婚したくらいから、ちょっと落ち着いてきたよねって評判いただいています(笑)
結婚後の変化 仕事と子育ては夫・DAIGOと協力
29歳の時に、歌手でタレントのDAIGOさんと結婚。「血の気が多かった」という北川さんにもたらした変化とは?

軽部アナウンサー:2016年に結婚されました。
北川:はい。それまでは、なんだか自分一人で戦っているような気持ちをずっと持っていたんですけど、結婚して「すごいソルジャーなんだね」ってのんびり夫に言われて。こんなにのんびりしている人っているんだって思って、なんかちょっと私、いろいろ生き急ぎすぎたのかなと思ったり、「お仕事いただけている、この状況も含めありがたいね」って一緒に言ってくれる夫もいるし、独り相撲みたいな感じでやってきた芸能生活が、ガラッと変わったというか。
現在は4歳の娘と1歳の息子を持つ母でもあります。

軽部アナウンサー:子育てがあって、家事があって、お仕事があってということになりますが、両立させていくなりの、ご自分のルールってありますか?
北川:完全な両立はやっぱり厳密には無理だなと思っていて、私が連続ドラマなどで忙しい時は、夫がレギュラー以外の仕事はしないで、家のことをすごくやってくれているから回っているというか、精神的な支柱は家庭に重きを置きながら、なるべく夫と子供に迷惑がかからない範囲でやれるものには食らいついていく。
そんな北川さんが現在、全力で挑んでいるのがドラマ『あなたを奪ったその日から』。
北川さんは、娘を奪われた憎しみと、復讐(ふくしゅう)のために誘拐した子供に芽生えていく愛情に揺れ動く母親という難しい役どころを演じています。

北川:子供がいなかった時には分からなかった感情。うちも4歳の娘がいて、皆川灯役を演じてくださった石原朱馬ちゃんっていう子役の子もうちの娘と年齢が全く同じで、自分の娘と接する時みたいな気持ちでやっていました
今回のドラマに関わることで、我が子への感情にも変化があったといいます。
北川:全然言うことを聞かなくて、あぁ…と思う時もあったり。でも、やっぱり明日って当たり前に来るわけじゃなかったり、すごく当たり前なことなのに忘れていたことを思い出して、今では娘がやったことの全てがいとおしいので、壁に落書きしても怒らないっていう感じになりました。我が家は平和です!
軽部アナウンサー:子供たちにとってはいいですね。
北川:パパにとってもいいと思います!
軽部アナウンサー:いい効果が生まれていると。
俳優、妻、母として魅力を放つ北川さんには他にも魅力的な一面が…

軽部アナウンサー:バラエティーとかに出られるじゃないですか。その時に、とっても面白いと思って。
北川:全力ですもん。全力です。
軽部アナウンサー:全力なんだ。そういう意識ってやっぱりありますか?
北川:そこの場に飛び込むからには、絶対に笑いをとりたい!「あ、今日不発だな」って時は、アルファベットを使ってでも笑いを取る。最後の手段。
最後に、45分にわたる今回のインタビューの正直な感想を、DAI語でお願いすると…
北川:ATIM。何だと思いますか?
軽部アナウンサー:ちょっと待って、ちょっと待って。あなたは…あたしは…全然だめだ、ごめんなさい、タイムアップ。教えてください!

北川:正解は「あっという間」
軽部アナウンサー:さすが!
北川:もっと話したいことがいっぱいあった。あっという間。
軽部アナウンサー:僕もね、あと3時間くらいこのままいたい。
北川:ずっと話せますね!
“DAI語”も披露してくれた北川さん。
全3本のインタビュー記事の#2は、“アナウンサーに憧れていた過去”や、イモで女優デビューを勝ち取った“オーディション秘話”などについて明かしています。
インタビュー記事の#2と#3を読む
【インタビュー#2】北川景子 “アナウンサーに憧れていた過去”を告白「役者の仕事が無かったら選択肢にあったかも」
【インタビュー#3】北川景子 DAIGOとの結婚で変わった“自分”語る 夫のトーン・雰囲気…「自分も持ってみたいなとか」