5日からの積雪の影響で、現在も多くの区間で通行止めとなっている首都高速道路。(7日正午時点)
通行止めから40時間以上が経っても解除されない理由は、その構造にあるといいます。
行き場の無い雪の撤去作業
大雪から一夜開けた6日の午後、首都高速道路が公式Xに投稿した映像には、重機だけでなくスコップを使って除雪を行っている担当者の姿が。
なぜ、40時間以上が経っても通行止めがつづいているのでしょうか。
日本自動車ジャーナリスト協会の菰田さんによると、首都高速道路の特殊性が関係しているといいます。
日本自動車ジャーナリスト協会 菰田潔会長:
「首都高速は路側帯が無い。2車線しかなく横がすぐフェンスになっている。雪を横によけても行き場が無い。トラックの荷台に雪を載せて外に運び出さないといけない。」
また、本線に出るランプウェイの勾配が急なためスリップの危険性が高く、徹底した除雪作業が必要なことも通行止めが長引いている理由だと指摘しています。
配送に遅れ コンビニやスーパーに影響も
こうしたことから、物流が滞る事態に。
都内のコンビニやスーパーでは商品陳列棚に空白が目立つ所も。
スーパーマーケット「アキダイ」 秋葉弘道社長
「運送業者が出せない状況になり、通常の3分の2くらいの入荷です。」
また、多くの市場が水曜日を休みとしているため、7日も商品が不足した状態が続く見込みだといいます。
(2月7日『めざましテレビ』より)