<森カンナ コメント>

(オファーをいただいたのが)ちょうど前の作品で芳根さんと共演している真っただ中だったので、また一緒にお芝居ができる!と、とてもうれしかったです。また、平野眞監督とは10年ぶり!うれしいです!

(台本を読んで)昭和11年のこんなにもピュアな2人の恋愛を、令和7年の現代にドラマで描くとは!むしろとても新しい作品ができるのではないか、と思いました。現代の人がこのドラマを見て、どう受け取り、何を感じるのか、とても楽しみです。

はる江はとても真面目でしっかり者。少し厳しいながらも、大切な妹たちを見守ります。双子の母なのですが、双子の2人もとてもかわいいので注目です!また、はる江はたくさんのヴィンテージのお着物を着させていただいています。キャラクターによって柄や色がまったく異なるのでそこにも注目して見ていただければと思います。

そして、芳根さんとは撮影に入る前は、私の中ではまだ前作共演したときの印象のままだったのですが、現場に入ったら昭和を生きるなつ美がいて、さすがだなと思いました。平野監督の演出もとても面白いので、楽しみがたくさんです。

たった数十年前の話なのに、顔も知らない、どういう人間なのかもわからない人と結婚する時代があったなんて今では考えられないですが、今のこの時代を生きる私たちは、何を得て、何を失ったのか。そんなことを考えながら見てみるのも、またひとつ面白いかも知れません。お楽しみに!