――再演にあたってパワーアップさせたいのはどんなところですか?

二度目ですし、遊び心をもっていろいろ動いてみたいなと考えています。もちろん、軸はちゃんとしてないといけないのでバランスを大事にしながら。そして、歌などはもっとブラッシュアップしたいですね。

――初演で演じているときは楽しかったですか?

もちろん緊張はしましたが、楽しかったです。『ビートルジュース』は何をしてもOKな作品なので、万が一ミスってしまっても「ビートルジュースだからいいよね」と自分に言い聞かせて。当然、ミスをしたことへの反省はします。舞台にはいろいろな魔物が潜んでいますから、再演にも気を抜かず臨みたいです。

――初演ではどんな魔物と遭遇しましたか?

セリフを盗まれてしまいました(笑)。それでも成立してしまうのが『ビートルジュース』の良さで、お客さまをいじったり、見学に来てくれたメンバーや後輩をいじったり、そのときは笑って場をつなぎましたね。

木村拓哉や松岡昌宏の言葉が大きな自信に

――初めての本格的なミュージカルということで初演では重圧もあったと思いますが、演じながら気持ちの変化はありましたか?

観劇に来てくださった方からの言葉が、大きなヒントになりました。後輩や先輩、それこそ、事務所のレジェンドである木村拓哉さんや松岡昌宏くんからいただいた言葉が自信につながって。

一朝一夕ではできない大作に挑戦させていただけたことで、作品に携わる皆さんと一丸となってつくり上げてきた環境を、ここだけで終わらせてはいけないと思ったんです。そして、『ビートルジュース』という作品を絶対に手放したくないと強く感じました。

そんな思いでぶつかった作品だからこそ再演につながったと思いますし、もしかしたら誰かが「ビートルジュース!」って3回呼んでくれたのかもしれません(笑)。

(※劇中、生きている人が「ビートルジュース」と3回呼ぶと、彼の姿が見えるようになる)

――木村さんや松岡さんからどんな言葉をかけられたのでしょうか?

松岡くんから開口一番「(役での豹変ぶりに)引いたわ」と言われ、さらに「(ミュージカルを)やり続けたほうがいいよ」とも言われました。