――再演が決まったときはどんな心境でしたか?

再演できるような雰囲気は感じとっていましたが、正式に「決定」と聞いたときは安心とプレッシャーの両方を感じましたね。

初演のステージに立っているときから「また演じたい」と感じ、自分の中では「絶対にやる」と決めていた作品ですし、前回、ご覧になった方も、そうじゃない方もどちらも楽しめるものにしたいと思いました。

何より、僕自身ここで終わっちゃいけない、やり続けたいという願望があったので、改めて身が引き締まるような思いでした。

初演だろうが再演だろうが、プレッシャーはいつもと同じ

――「安心とプレッシャー」の内容について聞かせてください

何度観ても楽しい作品だと自信をもって言えるので、もう一度、上演できること、そして、まだご覧になっていない方にも観ていただけることへの安心です。

夢の国で何度ミッキーマウスと会っても、「わーっ♡」となってしまうような感じ(笑)。『ビートルジュース』ってそんな作品だと思うんです。

プレッシャーというのは、初演をご覧になった方が再演までの2年の間に僕がどれくらい成長できているのかという視点で観ることへの緊張ですね。だけど、初演だろうが再演だろうが仕事に対して常にプレッシャーをもつようにしているので、そこはいつもと同じです。

――初演からここまでの期間で『ビートルジュース』を思い出すことはありましたか?

いろいろな作品でキャリアを重ねてきたタイミングで、わっとハジけて演じることができたのがこの『ビートルジュース』というミュージカルでした。

昨年、出演したドラマ『モンスター』(カンテレ・フジテレビ系)がクランクアップした当日、お風呂に入りながらふと『ビートルジュース』のセリフを口に出してみたら、スラスラ言えたんです。

稽古から本番と数ヵ月にわたって携わったミュージカルのセリフを、別の作品を終えたタイミングで再び発することで、気持ちよくマインドを切り替えることができた。それくらい、『ビートルジュース』は僕にとって大切な作品になっていたんでしょうね。